ニューハーフの美人コンテストが毎年開催されている(はるな愛さんが優勝した大会です)くらい、ニューハーフの存在が当たり前になっているタイ。
せっかくだからニューハーフショーを見てみたい!と、旅行前日に予約をしました。とっても迫力ある舞台をご紹介します。
タイは世界一のニューハーフ天国
バンコク市内を歩いていると、あれ?もしかしてニューハーフ?って思う人たちがたくさんいます。髪が長くて、腰がくびれてミニスカートが似合うのに、背がとても高かったり、肩幅があったり、声が低かったり。
LGBTに対してタイほど寛容な国はないのでは?と思うのですが、背景は「自由の国だから」という一言では済まされないものがあるようです。
貧困から脱出するための手段だったり、男性に課せられる兵役から逃れるためだったり・・・仕方なくそうなった人たちもいるのかもしれません。
人口は日本の半分くらいで、ニューハーフ人口は0.5%・・・そんなに多いようには思わないのですが、その0.5%がみなバンコクにいるんじゃないの?と思うくらい、なんだかそれらしい人をあちこちで見かけます。
でもまぁとにかく。戸籍上は男性(タイは戸籍上の性別変更はできません)、だけど、キレイなオネエさんたちを見てみたい!と、カリプソキャバレーを見に行くことにしました。
バンコクのリバーフロントの行き方
2012年にできたアジアティーク ザ リバーフロントは、倉庫跡地を再利用した観光客向けの巨大ナイトマーケットです。
BTSサパーンタクシン駅(Saphan Taksin)の2番出口を出て、チャオプラヤー川の方へ向かうと、サトーン船着き場(Sathon Pier)があります。
そこから無料シャトルボートで10~15分で到着します。だいたい30分間隔で、夕方から夜11時頃までの運行です。最終便を逃したら、タクシーで帰ることになります。
アジアティーク ザ リバーフロントは、4つのエリアで構成されています。倉庫1~4がチャルンクルン地区、お土産やファッション、雑貨のお店が約1000店舗並んでいます。
倉庫5~6がタウンスクウェア地区、フードエリアやビアホール、イベント広場があります。倉庫7~10がファクトリー地区、最新ファッションや自然派コスメ、アロマグッズなど500店舗並んでいます。
そして川沿いの300mの遊歩道沿いの倉庫7~9がウォーターフロント地区、シャトルボートはここに到着します。チャオプラヤー川の夕焼けや夜景を見ながら食事ができるワインバーや、窯焼きピザのイタリアンなどのちょっと高級なレストランが並んでいます。
倉庫の中に、バラエティに富んだ小さなお店がたくさん並んでいて、お土産物を買ったり、お菓子を食べたり、ウィンドウショッピングを楽しむことができます。
遊歩道は横浜の港にも似た雰囲気で、対岸に沈む夕日はとってもロマンチック。噴水や時計台があり、生バンドの演奏が聞こえてきたりします。
魅せる!ニューハーフショー
カリプソシアターは倉庫3にあります。チケットを交換してびっくり、最前列で真ん中よりちょっと左側の席でした。丸テーブルがあって、ワンドリンク付きです。
ショーは全国から集まる観光客が楽しめるようにと、韓国語、中国語、日本語、英語などテーマを分けて歌や踊りのショーが進んでいきます。
言葉が分からなくても、どんどん進んでいくので、飽きることなく楽しめます。セクシーだけど、いやらしさは全くないので、子供でも楽しめますよ。
舞台化粧なので、目鼻立ちが誇張されている感がありますが、きれいなオネエさんを見てると女の私でも「ほぇ~」と見とれてしまいます。
見た目が完全な女性と、見た目は男性(オカマさん)の人たちが、ダンスやショーを繰り広げていきます。目線が合ってるような気がするくらいの距離で、迫力たっぷり。
中にはギャグ担当というか、お笑いをとるオネエさんもいました。見た目がちょっと元宮崎県知事?って思いましたが、後で一緒に写真を撮ってもらったら、とてもきれいな肌のオネエさんでした。
あっという間の1時間が終わると、オネエさんたちがお客さんを出待ちしている状態。オネエさんたちは手を伸ばして、「お誘いポーズ」をしています。
一緒に写真を撮るにはチップが必要ですが、カメラを向けるとポーズをとってくれるオネエさんもいました。
ギャグ担当してたオネエさんと写真を撮ると決めていたので、お願いに行くと・・・思ってたより背が高くて、びっくり。
タイ人男性の平均身長は170cmだそうですが、なぜかニューハーフの方たちって背が高い人が多いような気がします。オネエさんたちの平均身長を聞いてみたいです。
それにしてもオネエさんたちの腰の細いこと!いったいどうやって体型維持してるんでしょう?真近で見ると、肌もきめ細かくて、つるっとしてて、とってもきれいです。うらやましい~!
「生まれてきたんだから、性別関係なく、自分の人生を楽しもう」という考え方や、どんな人でも受け入れよう、理解しようという国民性が、自由の国タイを作っているんだなと感じました。
BUYMA TRAVEL↑↑現地の日本人にローカル体験の案内してもらえるプライべートツアーがあります。ガイドブックに載っていない穴場スポットを案内してもらえるかも?
さいごに
バンコクのニューハーフショーは、いろんな背景を抜きにして楽しめるエンターテイメントです。
心と体の性が一致しない彼女たちの力強く生きている姿は、自分たちを見せることで観客に勇気を与えてる、そんな感じがしました。
偏見や差別、区別がなく、ありのままを受け止める、そんな国での最高のショーを、バンコクで是非体験してくださいね。
バンコク関連の記事はこちらにもあります↓