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シェムリアップ観光アンコールワット以外のおすすめは?クメールの微笑みは必見!

カンボジアは1年中30℃を超える暑さ、その中で11月中旬から5月中旬までが乾季、5月下旬から11月上旬が雨季に分かれています。

乾季には雨がほとんど降らず、湿気もなく過ごしやすい季節です。雨季には1~2時間ほど集中して大雨(スコール)が降り、3月~4月は40℃を超える酷暑日が続きます。

観光シーズンは乾季と言われていますが、スコール後の新緑の緑はとてもきれいだし、雨季のトンレサップ湖は大きさが最大になり、水平線が見えるかのような景色に変わります。

どの季節もその時の美しさが見られるカンボジアを、楽しんでくださいね。

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城塞都市の遺跡アンコール・トム

アンコールトムの南大門

シェムリアップのアンコールトムの南大門

アンコール・トムは「大きな都」という意味で、一辺3kmの城壁に囲まれた城塞都市です。12~13世紀にかけて作られた城壁内には、たくさんの重要遺跡が残っています。

南大門は高さ23m、上部に四面像がついています。門に続く石橋は、ナーガ(蛇の神様)と綱引きをする、南大門に向かって左側が神々、右側がアシュラ王が、それぞれ54体並んでいます。

アンコ―ルトムのバイヨン

シェムリアップのアンコールトムのバイヨン

アンコール・トムの中央は、バイヨンと呼ばれる仏教遺跡、尖塔の先には四方を見下ろす巨大な観世音菩薩が彫られ、「クメールのほほえみ」をたたえています。

遠くからでも見ることができる巨大な塔の顔は120ほどあり、一つ一つが微妙に違う上に、光の当たり具合や苔の生え方で表情が変わるので、まるで生きているかのよう。

バイヨンの第1回廊の壁画には、当時の生活の様子がリアルに描かれていて、将棋をしていたり、ネイルをしていたり、今と変わらない生活も見ることができます。

アンコールトムのバプーオン

シェムリアップのアンコールトムのバプーオン

バイヨンと王宮跡の間にあるバプーオン、アンコール王朝の最盛期に造られたと言われる、ヒンズー教の寺院で5層のピラミッド構造になっています。

50mを超える塔が中央部分に建っていましたが、倒壊してしまいました。200mの参道の周りにはかつては水が張っていて、池の上を歩くようになっていたと考えられています。

とてもきれいな寺院だったんでしょうね。遺跡の中で最も建築技術が優れている建物です。

アンコールトムのピミアナカス

シェムリアップのアンコールトムのピミアナカス

ピミアナカスは、「天上の宮殿」と言われ、3層に積み上げられたピラミッド型の寺院です。何のために作られたかは不明ですが、王族が使う何かの儀式用の寺院だったと考えられています。

この寺院の横に王宮がありましたが、木造だったために焼失してしまったとされています。周辺には瓦礫や陶器の破片が散らばっているだけです。

ライ王のテラスと象のテラス

シェムリアップのアンコールトムのライ王のテラス

バイヨンの北側にはライ王のテラス、高さ6mのテラスに、壁面に神々や阿修羅、デヴァダー像がぎっしりと彫られています。

シェムリアップのアンコールトムの象のテラス

その横に象のテラス、高さ3m、350mもの長さにわたって、巨大な象やガルーダのレリーフが並んでいます。

アンコール・トムはとにかく広いです。日中の時間帯は日陰も少なくなるので、水分をこまめに摂って、熱中症や脱水症状に気をつけてくださいね。

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タ・プローム

シェムリアップのタ・プローム遺跡

タ・プロームは「梵天の古老」という意味の、12世紀末に建てられた仏教寺院の遺跡です。ここは発見当時の状態のままにされています。

数百年もの間放置されていた遺跡には、樹齢300年を超えるガジュマルが絡みつき、遺跡と一体化するように遺跡に食い込み、覆いつくしています。

シェムリアップのタ・プローム遺跡

今はガジュマルが遺跡を破壊しているのか、遺跡を支えているのかわからないので、修復することもできず、今もなお成長し続ける木々と共存する状態となっています。

とってもミステリアスな雰囲気で、映画「トゥームレイダー」の撮影が行われた場所として有名になりました。

瓦礫の中で微笑むデヴァダー像が、長い長い時間ずっと見守り続けてきたんですね。

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バンテアイ・サムレ

シェムリアップのバンテアイ・サムレ

バンテアイ・サムレはヒンドゥー寺院、アンコールワットが造営されたすぐ後12世紀中頃に建てられたため、とてもよく似た造りをしています。

バンテアイ・サムレは「サムレ(入れ墨)族の砦」という意味で、高さ6mの外周壁に囲まれた要塞のような造りになっています。

ポルポト政権時は刑務所として使われていたようです。こじんまりとして、観光客も少なく、静寂の中でじっくり見学ができる、穴場のスポットです。

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バンテアイ・スレイ

シェムリアップのバンテアイ・スレイ

東洋のモナ・リザ」と呼ばれる、手に花を持つデヴァダー像が有名なバンテアイ・スレイは、アンコール・ワットから北東約40kmのところにある小さな寺院です。

紅色砂岩でピンクっぽい色の外観に彫りこまれた彫刻の美しさは、アンコール遺跡群の中でも特に精密で、目を引く美しさです。

中央祠堂の向かって右側が、優美なデヴァダー像。盗掘しようとして逮捕された人がいるほどの美しさで、現在は近くまで寄ってみることができません~残念!

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さいごに

12世紀から13世紀にかけて栄えたクメール王朝のアンコール遺跡群は、貴重な世界の遺産として保護されています。

午後の暑い時間帯はホテルで過ごす、など、体調を優先に無理せず、余裕を持ったスケジュールで観光してくださいね。

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