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マルタのエルモ砦のインガーディアとマルタ騎士団長の宮殿で歴史を知る!

マルタを歩いていると、あちこちで見かけるマルタ十字、マルタ騎士団の象徴です。

4つのVの形をした紋章が十字の形になっていて、8つの角が騎士道の8つの美学を象徴しています。忠誠心・率直・敬虔・勇敢・名誉・死を恐れない・弱者を守る・教会への敬意。

規律が厳しかった騎士団、結婚は認められておらず、イスラム教徒には徹底交戦で戦うことが義務付けられていました。キリスト教に殉じ、礼儀や名誉を重んじた騎士たち。

この記事では、マルタ騎士団の軍事演習を再現されたパレード「イン・ガーディア」と、ヴァレッタに残るマルタ騎士団の関連する場所をご紹介します。

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イン・ガーディア In Gardia

マルタ騎士団のイン・ガーディア

バレッタのシティゲートをくぐって、リパブリック通りをまっすぐ奥まで歩くこと20分、岬の先端にある聖エルモ砦に到着します。

オスマン帝国からの侵攻に備えるために築かれたエルモ砦。マルタ騎士団とマルタの住民が力を合わせて戦い抜き、オスマン帝国を撃退した歴史が残っている砦です。

ここで月に2~3回日曜日に行われている「イン・ガーディア」は マルタ騎士団の衣装に身を包んだ軍団のパレードや剣舞、マスケット銃の一斉射撃や大砲を打つ、約45分間の軍事教練の様子が再現されます。

※2020年の開催予定日は、10月11、18、25日、11月1、8、15、22、29日、12月13、20日です。開催日が変更されることもありますので、確認してくださいね。

マルタ騎士団のイン・ガーディアで打つ大砲

太鼓の音とともに、騎士団が当時のカラフルな衣装で行進してきます。槍部隊や鉄砲部隊のパフォーマンスの後、大砲を発砲、耳をつんざくあまりの大きな音に悲鳴を上げる観客も。

この大砲、実際の大包囲戦では、敵兵士の頭部を大砲に入れて打っていたんだとか…コワイ話ですが、戦いの中では感覚がマヒしていたんでしょうね。狙ったとこまで飛んだのでしょうか・・・?

見所いっぱい、迫力満点のショーは、あっという間に終わり、あとは騎士団と観光客が笑顔で一緒に記念撮影していました。

マルタ騎士団のイン・ガーディア

50人近いメンバーはみなボランティアだとか。若いお兄さんは少なくて、白いひげの精悍なおじ様たちが多かったです。

聖エルモ砦は第2次世界大戦でイギリス軍の最前線基地として使われていましたが、イタリア軍の爆撃を受け、破壊されました。砦の内部は階段が多くて構造が分かりにくくなっています。

上部には海が見下ろせる見張り台と警察学校、西側には武器や軍服、戦闘機が展示された「戦争博物館」があります。

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騎士団施療院とマルタエクスペリエンス

マルタの歴史を学ぶマルタエクスペリエンス

エルモ砦からグランドハーバーに面して南へ行くと、「マルタエクスペリエンス」があり、古代からマルタの歴史や風習を、マルチビジョンで見ることができます。

約45分のショーは、イヤホンで10か国語から選ぶことができます。日本語も選択できますよ。マルタの歴史をざっくりとつかむことができます。

その隣には16世紀に建てられた「騎士団施療院」があり、当時のままの外観で残っています。中に入ると病院内の様子がロウ人形で再現されています。

マルタ騎士団の施療院

常に最新医療に基づいていて、感染症や精神患者も受け入れていた伝説的な病院は、解剖学や外科の学校、薬局、医療スタッフの居住区も併設されていました。

騎士団たちはイスラム教徒には徹底交戦で戦うことが義務付けられていましたが、捕らえられたイスラム教徒のための病室もあったそうです。奴隷や孤児、貧困層、巡礼者など、すべての患者を世話する民主的な病院だったんだとか。

薄暗い病室とリアルなロウ人形、ペストで苦しむ人たちや、包帯が巻かれた死体など、ちょっとコワイ感じ。止血するために熱い油を皮膚に垂らすって、なんだか拷問みたいなんですけど・・・?

病院としてだけではなく、監獄としても使われていたそうで、足早に通り過ぎてしまいました。

現在、建物の一部が地中海会議センター(1400人収容可能なメイン会議室と大小5つのホール)と、マルタエクスペリエンスも複合施設内にあります。

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マルタ騎士団長の宮殿

騎士団長の宮殿内の2つの中庭

マルタの騎士団長の宮殿内のピントの時計

バレッタのメインストリート「リパブリック通り」を挟んで、パレス広場の向かい側に「騎士団長の館」があります。バロック様式の入り口が通りに面して2つあり、他の3つの入り口はそれぞれ違う通りに面しています。

現在は大統領府と議会が置かれているので、見学は1部のみになっています。議会がある日は一般公開されないので、注意してくださいね。

建物の中には中庭が2つ(ネプチューンのブロンズ像がある「ネプチューンの中庭」と、4つの文字盤(時間、日にち、月、月の満ち欠け)をもつ時計と、奴隷が時を告げている像がある「ピントの時計がある中庭」(写真↑)があり、その周囲に各部屋が続いています。

騎士団長の宮殿内部

マルタの騎士団長の宮殿内

宮殿の廊下の左右には騎士団の甲冑が並び、歴代の騎士団長の肖像画が飾られています。色大理石で覆われた床、天井のフレスコ画は、きらびやかな豪華さじゃないけど圧倒されます。

中世ヨーロッパにタイムスリップしたように気になる廊下の右手には、騎士団の会議が開かれていた「審議の間」があり、たくさんのタペストリーが飾られています。

ある時、激しい討論がおこり、あるものが反対意見の頭首に向かってインク瓶を投げつけ、タペストリーにかかってしまったことがありました。インクの染みはとれたものの、その部屋では鉛筆以外使用禁止になったそうです。

タペストリーの間の横には井戸があり、貯水槽が壁に彫られた状態になっています。騎士団の判事室の中に井戸がある?なんて、不思議ですね。宮殿の元の持ち主への報酬のため、と言われています。

マルタの騎士団長の宮殿内の最高審議の間

最高審議の間」には1565年のトルコ大包囲戦の様子が12のフレスコ画で描かれています。最後のパネル画は、騎士団長とイギリスの首相が並んでいて、その上にマルタ共和国の紋章が描かれています。

宮殿内の2つの階段は、騎士たちが重い甲冑を身につけていても、簡単に階段が上がれるように1段1段が低く作られています。

兵器庫

マルタの騎士団長の宮殿内の兵器庫

ネプチューンの中庭から左手には「兵器庫」があります。各時代の武器や甲冑が飾られていて、中には弾丸を受けて凹んでいる甲冑も。すべて本物が並んでいます。

甲冑はとても高価だったので、死亡した騎士の甲冑や武具は別の騎士へと再利用されていたそうです。砲弾や槍、銃、団長の馬車などが展示されています。

重さ50Kg以上あるイタリア製金メッキの甲冑は・・・着て戦うはムリですよね?

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さいごに

マルタ騎士団によって築かれた城塞都市ヴァレッタの、騎士団に関する場所をご紹介しました。

戦いに果敢に挑んたマルタ騎士団を語らずしてマルタを語れない、と言われるくらい、マルタと深く結びついているマルタ騎士団。

マルタエクスペリエンスでマルタの歴史や風習を予習してから観光されることをおすすめします。

ここの他にもマルタ5D、Valleta Living History(ヴァレッタ)、The Mdina Experience、The Knights of Malta(イムディーナ)などオーディオショーでマルタの歴史を見ることができます。

マルタに関連する記事はこちらにもあります↓ ぜひご覧になってくださいね。