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チュニジア観光おすすめはカルタゴ遺跡とエルジェムとサハラ砂漠!治安は大丈夫?

18年前のチュニジア。昼間には女性が全く歩いていなくて、一人で歩いていると上から下まで遠慮のない視線でジロジロ見られたことを思い出します。

2015年3月のバルドー博物館襲撃テロのニュースを見た時の衝撃は、事件の内容にも、映し出される風景の違いにも驚かされました。

アラブ国の中で、民主化に成功したチュニジアへ、日本からの観光ツアーも増えてきました。18年前のチュニジアと対比しながら、チュニジアのおすすめ観光地を3つご紹介します。

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チュニジア観光おすすめは?

円形劇場エルジェム

チュニジアのエルジェム

紀元前814年にカルタゴ国が建国され、繁栄していましたが、紀元前146年にローマ軍により滅亡、カルタゴの町は完全に破壊されました。

雑草の1本すら生えさせぬと塩がまかれた、というほどの、徹底した破壊ぶりで、その後はアフリカにおけるローマの最重要都市として、ローマ風の建物が建てられました。

エルジェムもローマ人によって作られた、ローマにあるコロッセオとほぼ同じ大きさ、高さ40mの3層建ての円形闘技場です。石の硬さがローマの石より弱かったので、窓の大きさが小さめに作られています。

積み上げられた石にはすべて穴が開いています。30Kmも離れた場所から、石を象が運ぶときに通したひもの跡だそうです。(ローマのコロッセオが穴だらけなのは、大理石や強度の強い石灰石を剥ぎ取ったためです。)

チュニジアのエルジェム

エルジェムの役割は、ローマのコロッセオと同じく「戦士と動物が戦う」「囚人(素手)と動物が戦う」「戦車レース」を行うための娯楽施設でした。

3万5千人を収容できる階段席、地下には動物を入れる檻や、囚人が入れられていた牢屋が残っています。

ローマ帝国衰退後は先住民のベルベル人やイスラム教徒の要塞に利用され、1695年にはベルベル人が立てこもった闘技場をオスマン帝国軍が攻撃、西側部分が破壊されました。

エルジェムは1979年に世界遺産に登録されました。

※ローマのコロッセオの記事はこちらにありますので、よかったら読んでみてくださいね。比較してみると面白いですよ。

カルタゴ遺跡

チュニジアのカルタゴの遺跡

古代都市カルタゴを築いたフェニキア人は、アルファベットの原型を考案した民族として知られています。紀元前814年から建設されたカルタゴは、ローマに滅ぼされるまで約670年間、繁栄していました。

ローマに敗れたカルタゴは、紀元前46年に再建、ローマの都市機能を持つ施設が建設されました。

アントニヌスの大浴場」もそのうちの1つ。温浴室、冷浴室、サウナ、プールなど100以上の部屋があったと言われています。1979年に世界遺産に登録されました。

首都チュニスからカルタゴ行きの列車に乗って20分、そこから地図を見ながら、高級住宅地の立ち並ぶ民家の中をひたすら歩いて、やっとたどり着いたと思ったら・・・。

嘘でしょう!? 休館日って・・・。警備員は冷たく「明日また来なよ」

警備員の目を盗んで、柵の間から見える遺跡の写真を撮りました。遺跡の先に大統領官邸があって、写真を撮ってはいけないことになっていたんです。(現在は問題ありません。)

当時、チュニジア国内で販売されているチュニジアのガイドブックにすら、カルタゴ遺跡の説明はあっても写真は一切ありませんでした。

遺跡の中を見ることはできませんでしたが、遺跡の向こうには地中海が広がっていて、海を見ながらのお風呂って最高の贅沢だったんだろうなぁと思います。

サハラ砂漠で夕日を見る

チュニジアのサハラ砂漠でラクダに乗る

ドゥーズ(Douz)は、アルジェリア北東部のサハラ砂漠の低地部分「グランドエルグオリエンタル大砂丘」がチュニジアに流れ込んでいるオアシスの町です。

路上でロングシャツみたいなものを着て、頭にターバンを巻かれました。ここでは、恰好から砂漠の民っぽくなって、観光客を楽しませていました。

ヒトコブラクダのこぶの後ろあたりに座ります。揺れが大きくて、慣れるまでは手綱をしっかり握りしめていました。

サハラ砂漠にいた虫

15分ほど歩いて、ラクダから降りてサンセットを待ちます。一面サラサラの細かい砂に、埋もれそうになりながら、フンコロガシ?のような虫が歩いていました。水のない砂漠にも、生物はたくましく生きています。

サハラ砂漠の夕日

陽が沈むと、一気に暗くなり、砂漠にはサソリやヘビが出てきて危険なエリアに変わります。そのため、陽が傾き始めると皆いっせいにラクダに乗って、元の場所に戻ります。

ラクダがみな戻ると、砂漠と一般道との境のゲートを閉めてしまいます。サソリが町中に出てこないようにするため、間違って砂漠に人が入らないようにするため、だとか。

陽が沈むと、空は真っ暗な暗闇で、星が一面に輝いていました。

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チュニジアの治安は?

チュニジアの電車

チュニジアはアラブ国の中でも比較的治安がいい方です。ただ、2015年の外国人を狙ったテロ事件以降、不安要素が全くないわけではありません。

2018年から観光ツアーが再開されているので、現在は比較的安定しているようですが、行かれる際には外務省の「海外安全ホームページ」で、安全を確認しておきましょう。

安全対策は怠らないように、常に気をつけてくださいね。

  • 手荷物を身体から離さない
  • 人混みの中ではスリや置き引きに注意する
  • 歩きスマホをしない
  • 夜間に出歩かない
  • 大通りから外れた道に入らない

軍の関係施設やモスクの中は撮影禁止です。女性にカメラを向けるのも、とっても失礼なことなので、注意してくださいね。

イスラム圏なので、女性は肌を露出した服装は避けたほうが無難です。

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さいごに

チュニジアへは往復の航空チケットと宿泊ホテル(空港からホテルまで送迎あり)4泊のみ予約して出かけました。

予定を何も決めていなかったのですが、ホテルまで送迎してくれたツアー会社の人が、1泊2日の観光ツアーを提案してくれました。ホテル1泊に食事代、観光地の入場料も含めて、金額は1万5千円。

盛りだくさんの観光ツアーで、ぼったくられた感もなく、無事に戻ってくることができたのは運が良かったのかもしれません。

またいつか。今度はカルタゴの遺跡へ、入れたらいいなと思っています。

チュニジア旅行の関連記事はこちらにもあります↓ ぜひご覧になってくださいね。