本ページはプロモーションが含まれています。

トルコ一人旅③カッパドキアからパムッカレへ夜行バスで行って自然の芸術を堪能!

イスタンブールからカッパドキアの夜行バスは、高速道路っぽい道だったけど、カッパドキアからパムッカレの夜行バスは一般道。人が乗ったり下りたりでせわしない。

それでも疲れていたので、ぐっすり眠りこけていたら、朝の6時に肩をたたかれ、びっくりして飛び起きると「降りろ」あわてて荷物を持って降りました。

小型バスに乗り換えて、なんだかわけわからないまま、腰が痛い~足が痛い~と思考が半分停止状態。降ろされたホテルのロビーのTVでは、トルコ語で「キャプテン翼」が放送されていました。

ホテルで朝食をいただいて、3日目パムッカレのツアーがスタートです。

スポンサーリンク

ヒエラポリスの遺跡

トルコのパムッカレのヒエラポリス

この日のツアーは、ガイドのおじさん(通称セキネツトム・トルコ人)とニュージーランドから来た4人の老婦人、背の高いヨルダン人の男性2人、フランス人の女の子とメキシコ人の男の子の学生カップル、ブラジル人の親子、韓国人のおじさんのグループです。

ヒエラポリスは紀元前2世紀ペルガモン王国が建設し、のちにローマ帝国に譲渡された古代都市です。遺跡の多くは2~3世紀のローマ帝国時代のものです。

温泉保養地として栄えたヒエラポリスは、度重なる地震で破壊され、そのたびに再建を繰り返しています。

セメントを使わずに巨大な石で構築された、ローマ浴場跡や大浴場跡、体育館、神殿、吹き抜けのある大通り、温泉の噴水などが作られ、住民は10万人ほどになっていきます。

しかし、7世紀の初めにペルシャ軍によって破壊され、1354年の大地震で壊滅的に破壊され、放棄されました。遺跡は土に埋もれ、忘れ去られていきました。

ヒエラポリスは1887年に発掘され、ペルガモン祭壇は現在ベルリンの「ペルガモン博物館」に再建され展示されています。

トルコのパムッカレのヒエラポリスに残る墓地

墓地遺跡(ネクロポリス)のほとんどは発掘され、碑文が刻まれた大理石の棺や石棺、円形の古墳が見つかっていますが、その多くは何千年も前に略奪されていました。

トルコのパムッカレのヒエラポリスの円形劇場

紀元129年、山の斜面を利用して作られた円形劇場は4つの入り口があり、大理石の柱に囲まれたニッチには、ギリシャ神話をモチーフにした6つの彫像がありました。

9つの通路に45列の座席があり、1万5千人が収容できたそうです。全体的に保存状態が良く、アーチの部分がそのままの状態で残っているのがすごいですよね。

トルコのパムッカレの遺跡が沈む温泉

パムッカレ・テルメルの温水プールの底には、ローマ時代の遺跡が沈んでいます。温度は33℃と低めですが、美肌効果が期待できる温泉なんだとか。

それにしても遺跡の上に腰かけて温泉に入るって、ものすごい贅沢な気分ですよね!

ヒエラポリスはパムッカレとともに、1988年に世界遺産(複合遺産)に登録されました。

スポンサーリンク

奇観パムッカレ

トルコのパムッカレ

パムッカレはトルコ語で「綿の宮殿」、温泉水に含まれる石灰分が堆積して、階段状の石灰棚ができています。5~6mの高さのところもあり、お湯が溜まってる部分は20~30cm。

水の底には古代都市ヒエロポリスの遺跡が一部沈んでいます。昼間は空の色が反射して、水がきれいなブルーに見えます。雪の中の温泉みたいにも見えました。

靴と靴下を脱いで入ってみました。あったかい~。水着で中に入ってる人もいました。

温泉が出続ける限り、石灰棚は徐々に成長していくんですが、枯渇すれば縁石が崩れてしまいます。この自然が作り出した芸術的な景観が、崩れてしまわないことを祈りたいです。

セキネツトムが「5分で下まで降りれるよ」と言うので、降りてみました。・・・しっかり15分かかって下まで降りましたが、それでも集合時間まで時間があったので、土産物を見ようと思ってたら・・・。

「今日飛行機でイスタンブールまで行く子か?」と、一人のトルコ人が声をかけてきました。「時間がないから車に乗れ」・・・信用しても大丈夫なのかな?

「セキネツトムの兄だから安心しろ」ツアーのメンバーにバイバイも言えず、急いで荷物をピックアップして、車で1時間半かけて空港に向かいました。

スポンサーリンク

さいごに

夜の9時半、雨のイスタンブールに到着。Mr.アリが約束通り迎えに来てくれてました。いろいろ不手際があったし、迎えに来てないかもって半分思ってたから、逆にちょっと驚きました。

・・・でも、なんとか無事に行って帰ってこれたのは、やっぱりMr.アリのおかげなのかもしれないなと思いました。信用してなくて、ごめんって心の中で謝りました。

ホテルに戻って、早朝3時にはチェックアウトして空港へ。寝不足とハードスケジュールでまわったトルコでしたが、自然のすごさを堪能した旅行になりました。

さすがにもう二度と夜行バスで2泊という旅行はしたくないけれど、こんな旅行を経験したことも、大きな財産になっていると思います。

トルコ旅行一人旅の関連記事はこちらにもあります↓ ぜひご覧になってくださいね。