【ローマ観光】ナヴォーナ広場の噴水とパンテオン、だまし絵教会へ

ナヴォーナ広場やミネルヴァ広場の周辺には、噴水や教会がたくさんあります。噴水の彫像は、芸術作品としても評価が高く、見どころ満載です。

1つ1つじっくりと見て回りましょう。

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ナヴォーナ広場の3つの噴水

1世紀に作られた競技場の遺跡で、ローマを代表する広場の1つ、ナヴォーナ広場。長円形で石畳の広場には、3つの噴水が並んでいます。

中央にある「四大河の噴水」は、高さ17mのオベリスクがたち、その周りには教皇の権威が広がっている大陸の4つの主要な川を擬人化した彫像が囲んでいます。

頭の上に布をかけたナイル川の神、川を持つガンジス川の神、手に教皇の紋章を掲げたドナウ川の神、アメリカがヨーロッパに提供できる富の象徴としてコインを持つラプラタ川の神、そしてカトリック教会の聖霊である、オリーブの枝を持つ鳩がいます。

1651年に完成した噴水に、後からオベリスクを中央に据えたため、オベリスクの高さは30m以上あるようです。この噴水もサンタンジェロ城の天使像と同じく、ベルニーニの作品です。

北側にあるのは1576年に作られた「ネプチューンの噴水」、最初は洗濯物や市場用品の洗面器として、下部は大理石、上部は石で作られました。その後、彫像が置かれました。

砲撃や破壊行為があり、300年かかって19世紀に完成したこの噴水、海の神が海のモンスター、タコと戦うというのが海王星のイメージなんでしょうか?

南側にあるのは「ムーア人の噴水」、アフリカのイルカと戦っているデザインで、イルカの尾を持ち上げ、足でイルカを締め上げています。

広場の周りには、教会やカフェ、レストランが立ち並び、スプレーで絵を描く人たちがそのパフォーマンスを見せていました。たくさんの観光客が取り囲んで、あっという間に仕上がっていく絵を見つめていました。

Piazza Navona
Piazza Navona, 00186 Roma

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聖アグネスの教会

四大河の噴水前にあるサンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会は、聖アグネスが、キリスト教徒として非難された場所に1652年に建てられた、ドームの左右に鐘楼を持つ、バロック式の教会です。

アグネスは、ローマの上流階級の出身でしたが、ローマ支配者の息子(非キリスト教者)との結婚を拒否したため、拘束され衣服を剥ぎ取られました。その時彼女の髪が急激に伸びて、彼女の身体を覆ったという伝説があります。

そのころのローマ帝国はキリスト教徒を迫害しており、キリスト教徒であると分かれば、略奪、投獄、拷問、死刑の、残虐な迫害を受けていました。

当時、身分の低いキリスト教徒の若い女性は、売春宿に連れていかれて、死ぬまで働かされていたようです。

アグネスは父からキリスト教徒であることを公表する許可をもらい、304年に彼女は剣で貫かれて殉教しました。(社会的地位が高い人の死刑方法だったようです。)

キリスト教徒であることを公表するということは、その家族もキリスト教徒であると宣言することなので、家族も処刑されてしまったのではないかと思います。

なんだか悲しい伝説が残る教会です。教会には聖アグネスの頭蓋骨が保管されています。

Sant’Agnese in Agone
Via di Santa Maria dell\’Anima, 30/A, 00186 Roma

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パンテオン

ナヴォーナ広場から東に300mほど行くと、すべての異教徒の神々にささげる神殿パンテオンがあります。紀元前27年に建てられたパンテオンは、80年の火災で焼失、118年に再建され、125年に完成しました。

外観は太さ4.5mのコリント式円柱が16本並び、ギリシャ神殿風になっています。その奥に直径43.3m、壁の厚さ6.2mの石造りのドームがあります。

巨大なドームの中央には直径9mの天窓が開いていて、斜めに差し込む光が建物内部を照らしています。雨が降ると床にある目に見えない22の小さな穴に吸い込まれていきます。

ドームの中にはイタリア王やラファエロのお墓(正面から入って左奥)があります。パンテオンの中にあった青銅の像は取り外され、溶かされ、サンタンジェロ城の装飾に使われてしまったそうです。

Pantheon
Piazza della Rotonda, 00186 Roma
http://www.pantheonroma.com/it/home.html

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象のひよことキリスト像

パンテオンの南側にあるミネルヴァ広場には、象のオベリスクがあり、それがなぜか、「ミネルヴァのひよこ」と呼ばれているそうです。

イタリア語で「子豚」から発音の近い「小さなひよこ」に変わっていったそうですが、なんだかとっても愛嬌のある象のひよこちゃんです。

東側にはローマでは珍しいゴシック様式のサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会があります。ファサードはシンプルで、教会だと分からないような外観です。

この教会にはイタリアの守護聖人聖カテリーナの遺体が葬られています。頭部だけは彼女の出身地であるシエナの教会に祀られています。 

内部はブルーの天井に花の形のステンドグラス、豪華絢爛な内装です。主祭壇前にはミケランジェロの「十字架を運ぶイエス・キリスト像」があるのですが・・・

キリストが素っ裸で十字架を運んでるのはしのびない、と後から腰布をつけちゃったんです。でもそれがものすごい違和感。そこが変に強調されちゃってるというか、せめて色だけでも白にした方がよかったのでは?と素人ながら思ってしまいました。

すっぽんぽんだと目のやり場にも困るけど、これはこれで違和感を感じてしまう。フィレンツェの彫刻がすべて腰布つけられたら・・・そう思うと、やっぱりあのままがいいのかなとも思いました。

この教会のこの彫像で、「変な腰布付けたキリストがいる教会」という印象になってしまいました。あぁ・・・。

Santa Maria Sopra Minerva
Piazza della Minerva, 00186 Rome, Italy

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だまし絵教会

パンテオンの東側にあるサンティニャツィオディ・ロヨーダ教会は、1642年完成した、だまし絵で有名な教会です。

天井画は天使たちが天空に向かって飛んでいるような錯覚を感じる、遠近法を使ったトリックアートなんです。

本当に柱があるのか、どこまでが絵なのか、わからなくなります。床にある印の上に立ち、天井を見上げると、平面上に直径17mのクーポラがあるかのように描かれています。

予算不足でクーポラが作れなかったようですが、そのおかげでこのような立体的に描く技術が発達したのだとしたら、功を奏したのではないでしょうか。

Sant’ lgnazio di Loyola
Piazza Sant’Ignazio, Roma

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さいごに

ナヴォーナ広場の3つの噴水、パンテオン、だまし絵教会は必見です。もっといろんな角度で写真を撮ってこればよかったと後悔しています。

ナヴォーナ広場全体の写真も撮り忘れてしまいました・・・。行かれる時は、全体の雰囲気も忘れないように写真に収めてきてくださいね。

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