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安土城はどこにある?現在の見どころから信長の足跡を辿る散策完全ガイド

安土城跡

織田信長公が天下統一を目前にして建てた安土城は、標高199mの山の上にあり、黄金に輝く天守閣を持つ壮大なお城だったと言われています。

現在は焼失し石垣だけが残されていますが、二の丸跡には豊臣秀吉が建立した織田信長廟が残っています。石段がひたすら続く大手道から天守跡まで上るには、ちょっと覚悟が必要です。

この記事では、安土城跡の見どころと御城印(御朱印)、アクセス、駐車場についてご紹介します。

落ち葉の季節や雨上がりは階段が滑りやすくなっていますので、下りは十分に気を付けて、歩きやすい靴でお出かけくださいね。

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安土城はどこにある?見どころ5選

安土城跡は滋賀県近江八幡市にある、織田信長公が天下統一の夢を抱いて築城した跡地です。1576年に建設が始まり、当時の最先端技術が投入されたこの城は、誰もが目を見張る壮大なお城でした。

しかし、信長の死後、城は次第に衰退し、築城から6年で火事で消失、現在は石垣や礎石部分のみが残っています。

安土城跡は現在、摠見寺の所有地となっています。

安土城大手通の石階段

石垣が残る大手門跡を上がって行くと受付があり、入山料を払います。階段の上り口には木の杖があり、自由に借りることができます。

※トイレは受付の手前にあり、受付を過ぎたらトイレはありません。お手洗いを済ませてから、上ってくださいね。

石階段を上っていくときはまだいいのですが、下りるときは足に負担がかかるので、杖があった方が衝撃を和らげて、ひざや腰の疲労を抑えてくれます。

荷物はリュックや斜め掛けできるカバンがおすすめ。できるだけ両手が使えるような状態で、上るようにしてくださいね。

大手道の石段を上っていきます。左右には家臣たちのお屋敷が建てられていたそうで、前田利家邸跡や羽柴秀吉邸跡と伝わる場所があります。

徳川家康邸と言われるエリアに摠見寺仮本堂が建てられています。(昭和7年に建てられた仮本堂は、仮というには長すぎる期間ずっと使われています。)

石階段には「石仏」と書かれた石がいくつもあります。石仏が石材として使われたためで、山から採取した石だけでなく、墓石や石仏も使われ、現在もそのままの状態で残されています。

石垣と階段だけでも、安土城の大きさが体感できます。夏はセミの声から頭の上からシャワーのように降り注いできます。階段は400段くらいありますよ。

安土城の本丸跡と信長の野望を感じる天主跡

大手道を上り切った後右折すると、本丸跡、天主跡に到着します。安土城の礎石が等間隔に並んでいます。3年かかって作られた安土城は、3年で消える儚い運命の城でした。

1582年に焼失してから、がれきと草木に覆われて忘れられていましたが、1940年(昭和15年)に調査の手が入りました。

地上6階、地下1階、石垣を含めた高さ46mのお城で、天守台の広さは地下の基礎部分の1.5倍の大きさだったと記録が残っています。

天主跡からの眺めは…きっと、信長公がここから見渡した景色を自分の目で確かめることができます。天主閣からは琵琶湖まで見渡せたはずです。

琵琶湖の向こうにある京都を感じながら、信長公はきっと、日本の中心にいるような、そんな感覚だったんでしょうね。豪華絢爛で壮大な安土城、今も残っていたら、と思わずにはいられません。

それにしても、ここまで上がった階段を思うと、かつての武将たちはみな健脚だったんですね、感服しちゃいます。

安土城跡の信長公本廟

天守跡の西側にある「二の丸跡」に、秀吉が信長公ゆかりの太刀や烏帽子などの遺品を埋葬して祀った信長公本廟があります。本能寺の変の1年後には、ここで1周忌の法要を行いました。

3年かけて作られた壮大なお城は一夜で焼失し、石垣や石階段だけが残った場所に秀吉が作った信長公のお墓は、小さな門がありそこから先は立ち入り禁止になっています。

摠見寺の三重塔

来た道を途中まで戻って、摠見寺本堂跡へ向かいます。信長が建立した摠見寺ですが、主要の建物は消失し、現在は三重塔仁王門だけが残っています。(どちらも重要文化財になっています。)

摠見寺本堂跡からは琵琶湖が広がっていて、「わぁ」って声が出るほどの絶景です。この風景が見られるだけで、上ってきたかいがあったというご褒美ものの風景です。

三重塔は湖南市にある長寿寺から移築されました。奈良時代に建立された長寿寺は、源頼朝や足利氏の祈願所として古くから発展したお寺です。

1200年以上も前の建物が、移築された後も建ってるってすごいですね。※大正3年に、3層目の屋根と、1・2層の軒が修復されています。

摠見寺の仁王門

1571年建立の仁王門。左右には金剛力士像がニラミをきかせています。甲賀の柏木神社にあった楼門で、信長がその地を攻めたときに、移築しちゃったんですね。

もともとあるものを移築する(再利用する)のは、新しく作ることよりも、力を誇示させることができたのかもしれません。

階段を下りて左に曲がって歩いて行くと、最初の大手通の階段の途中にぶつかります。下まで降りたら、借りた木の杖をお返ししてくださいね。

上がって下りてくるとヒザが笑っちゃうくらいカクカクしちゃいます。普段あまり歩かれていない方は、覚悟して上ってくださいね。

安土城跡(摠見寺の所有地)
住所:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6371
安土城跡入山料:大人700円 小人(高校生以下)200円
営業時間:(平日)8:30~17:00(最終受付16:00)
 (土日祝)8:30~17:30(最終受付16:30)
※季節によって変動あり
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安土城のスタンプの設置場所は?

日本100名城(安土城は51番)のスタンプ設置場所は、3か所あります。

  • 安土城の拝観受付
  • 安土城天主 信長の館
  • 安土城郭資料館

安土城址の拝観受付で、安土城の御城印(御朱印)をいただくことができます。

御城印(御朱印)の種類は3種類あります。

  • 安土城(幻の安土城のスタンプが押されています。)
  • 天下布武(信長の舞った敦盛の一節が書かれています。)
  • 大悲殿(摠見寺の御朱印)

オリジナルの御朱印帳も用意されています。

御城印(御朱印)授与受付:拝観受付にて
授与時間:8:30~16:00
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安土城跡へのアクセスは?

安土城跡のアクセス電車・バスで行く

JR琵琶湖線・安土駅で下車します。新快速電車は停車しないので、注意してくださいね。

安土駅北口から、[近江八幡市コミュニティ]あかこんバス:安土北・金田コース(安土大中公民館行)に乗り、「安土の辻」で下車します。(乗車時間は5分くらいです。) 

安土の辻のバス停から、安土城跡の入り口まで約500m、東へ約10分ほど歩きます。安土駅から徒歩で行く場合は、約25分ほどかかります。

あかこんバスは平日のみの運行です。2時間に1本(1日4便)なので、ちょっと不便です。利用する場合は帰りのバスの時間を確認しておくようにしてくださいね。

安土駅北口にレンタサイクルのお店があります。料金は2時間500円(税込)~で、電動アシスト付き自転車もあります。

手荷物預かりサービスやヘルメット、手袋などのレンタルもあります。お天気が良ければ、レンタサイクルで巡ってみるのもおすすめです。

安土駅前レンタサイクルたかしま
住所:滋賀県近江八幡市安土町上豊浦1335
電話番号:0748-46-3266
利用時間:8:00~17:00 
※17:00以降の返却は別途延長料金がかかります。ネット予約可

※他にも、安土レンタサイクル(0748-46-2072)、安土観光レンタサイクル(0748-46-3202)があります。

安土城跡のアクセス車で行く・駐車場は?

名神高速道路「竜王IC」から北東方面へ約35分、または「八日市IC」から北西方面へ約25分向かいます。

「安土城址前」の信号を北に向かうと、左右に無料駐車場があります。普通車は150台、大型車は10台駐車可能です。

※ペット同伴の入場はできません。

JR安土駅から米原方面にある「彦根駅」、京都方面にある「近江八幡駅」周辺にはホテルがあります。八幡掘を屋形船で巡ったり、彦根城へひこにゃんに会いに行ったりの旅行もおすすめです!

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

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さいごに

安土城跡の見どころとアクセス、駐車場についてお伝えしました。

ひとまわり1時間半ほどかかりました。天守跡までの道のりは、何度も休憩しながら上ったんですが、思ったよりきつかったです。(普段運動をしていないせい?) 

石段の高さが不規則なので、下まで降りたときには、ヒザがガクガクしてました。久しぶりに「ヒザが笑う」体験でしたが、天守跡からの眺めは最高でした。

日本100名城の51に選ばれている安土城、在りし日の風景に思いをはせながら、ぜひ天守まで上ってみてくださいね。