インドに行きたい、でも女性ひとりまたはグループでも、治安や衛生問題が不安ですよね?
個人的には、女性一人旅はおすすめしません。何かあったときに、あなたの無事を確認することができないからです。でも、行く手段がないわけではありません。
一人旅でも無事にインドを旅行するためのポイントをご紹介します。
安全にインドを旅行するには
「インドに行きたい、でも不安の方が大きいし」という方は、ガイドをお願いするといいですよ。ガイドさんがいたら、国内の飛行機移動も、列車移動も、遅延があっても対応してもらえます。(旅行会社によっては、現地ガイド付きという個人ツアーがあります。)
インド旅行、私はガイドさん付のツアーを「旅工房」で申し込みました。
インドではガイドさんと2人で回ってる女性の一人旅の方も何人か会いました。こちらからの依頼(リクシャに乗りたい、このお店に行きたい)にも、ちゃんと交渉してもらえ、ぼったくりや、変なとこに連れていかれるなどのトラブルも起こりにくいです。
ただ基本的に、ガイドさんは男性なので、毅然とした態度で接しましょう。街中で日本語で話しかけてくる人たちは、基本的に詐欺だと思ったほうがいいです。
初めから決めつけてしまうのは心苦しいことですが、自分の身を守るため心をオニにしましょう。
暑くても肌を露出した服は着ない、狭い路地に入らない、夜に出歩かない、知らない人についていかない、相手が子供でも油断しない、これが原則です。
最近のインドはレイプ事件が多発していて、女性だけでタクシーに乗るのも避けた方が無難です。
せっかく来たのだから、という気持ちもわかりますが、日本の常識が通じない国と諦めて、観光地以外をむやみに出歩くのは危険だと認識してくださいね。
インドでは自分の体調を優先に
(屋台で食べるのは避けた方が無難です。)
ホテルは4つ星以上を予約することをお勧めします。3つ星でも問題はないかもしれませんが、ちゃんとお湯が出る、掃除が行き届いている、など、少しでも問題がない方がゆっくりと休むことができ、ストレスになりません。
たとえ4つ星ホテルでも、歯を磨くときも、水道水は使わず、ペットボトルの水で口をすすぐようにしましょう。
食堂のフォークやスプーンも、持参したウェットティッシュで拭いた方が賢明です。
失礼かな?と思う時もありましたが、自分の身を守り、体調を崩さずに旅行することを優先すべきです。下痢をした時のことも考えて、脱水症状の緩和にポカリスエットのパウダーを持参するといいかもしれません。
ホテルの朝食で、オムレツを焼いてもらったのですが、ネギ入りだと信じて口に入れたら、青唐辛子入り(激辛!)で、吐き出しました。食べ慣れないものは、無理して食べないようにしましょう。
バナナとゆで卵、持参したカロリーメイトだけで過ごした日もありました。でも、体調が悪くなる方が絶対辛いです。温めなくても食べられるおかゆパウチなどを持参するといいかもしれません。
ヒンドゥー教では「左手は不浄」とされていて、食事のときは右手しか使いません。食事にはチャパティとよばれる、薄いクレープのようなパンが出てくるのですが、インド人は器用に右手だけで切って食べます。
真似をしてみてもどうしても右手だけでは無理でしたが、旅行者が両手を使っても咎められることはありませんでした。
何か物を渡すときは、左手で差し出さないように気を付けましょう。
動物には近寄らない
バラナシでは野良犬もウロウロしています。インドは狂犬病の犠牲者が一番多い国で、致死率100%と言われています。
こちらからちょっかいをかけたりしなければ、いきなり襲ってくることはめったにありませんが、もしかまれたら、躊躇せず速攻で病院に行きましょう。
猿も狂犬病を持っています。動物には極力かかわらないように気をつけてくださいね。
インド入国と出国
インドの入国にはビザ(査証)が必要です。写真の大きさや顔のサイズ、目の位置、背景色は白、など厳密な決まりがあります。
スピード証明写真は不可とは明記されていませんが、最寄りの写真屋さんで「インドビザ用」と言えば、きちんと対応してもらえますので、その方が安心です。
2017年からe-VISA申請ができるようになりました。写真はJPEG画像で添付しますが、写真の決まりは同じです。e-VISAでの渡航条件が通常のビザより制限されているため、申請される場合はインド大使館のHPなどでご確認くださいね。
インドの出国時には、空港に入る前にEチケット控えとパスポートのチェックがあります。(現地ガイドさんは空港に入ることはできません。)
チェックインカウンターで持ち込み荷物の数分のエアラインタグをもらい、セキュリティチェックの前に各荷物に取り付けてください。
セキュリティチェックで問題なければ、タグにスタンプが押されます。スタンプがないとその荷物は飛行機に持ち込みができないので要注意です。
出国フロアには、小さな売店しかありません。残ったルピーが少額なら、ここで使ってしまいましょう。ルピーがたくさん残ってしまったら(日本では両替えできないので)、出国審査前の出発フロアで両替しちゃいましょう。
インドのおすすめお土産は?
(購入したお土産品。右下は歯磨き粉Neem ニームの小枝を噛んで歯を磨いてるインド人は虫歯知らず、というのを聞いて購入。原木はかなり苦いそうですが、枝・葉・樹皮・種子をペースト状にして配合、苦味はなく、ミント味になっています。)
免税店では「Delhi Bazaar」で紅茶、石鹸、お香、オイルなどを取り扱っていて、日本語のパンフレットも置いてあります。茶葉には香辛料(ショウガ・カルダモン・シナモン・こしょうなど)が入っていて、牛乳と水を半々に入れて煮出すだけで本場のチャイが飲めます。
「WH Smith」ではインドのアーユルヴェーダ(自然由来の伝統医療)に基づいて作られたコスメが揃っています。
Himarayaはインドの庶民的価格の化粧品ブランドですが、アーユルヴェーダにハーブを取り入れて作られています。Biotiqueもアーユルヴェーダにバイオテクノロジーを取り入れて作られています。どちらもインドでは人気のコスメブランドです。
Himarayaの、「Fairness Cream」という美白クリームをお土産に購入しました。アロエ、クルミ、オレンジの天然素材が入ったクリームです。
顔に使うのは不安もありますが、手やひじ、ひざに使うくらいなら、バラマキ土産にぴったりだと思います。(独特なにおいがあります。)
空港の3階はフードコートになっていて、ドミノピザ、マクドナルド、インドカレーのお店などがあります。お買い物が済んだら、こちらでぼんやりインド旅行を締めくくってはいかがでしょうか?
グローバルWiFi↑↑海外旅行に海外WiFiルーターがあれば安心。グローバルWiFiなら国内19の空港で受け取り返却ができるので便利ですよ。
さいごに
インド旅行は命がけ・・・といえばオーバーですが、女性には行きにくい国であることは確かです。
私は辛いものが苦手なので、辛いものが多いインド料理は口に合わず、まともに食べれない食事もありました。辛いものが食べれない方は、簡単に食べられるものを持参してくださいね。
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