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ドレスデン郊外観光 恐竜パークと国境の町ゲルリッツと魔女祭りの話

ドレスデンから北西55kmにあるHoyerswerda(ホイエルスヴェルダ)に1週間滞在したことがあります。

第2次大戦後、 褐炭採掘(火力発電のエネルギー源として使われる)、処理および精製で一時は大きな都市開発された町です。

ドイツ統一の経済的変化で人口は減少、採掘によってできた湖が点在し、空き室の目立つ団地が立ち並び、町中から少し離れれば、自然の森があり野生の鹿がいました。

そんな街でホームステイした時のお話です。

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Saurier Park(恐竜パーク)

ドレスデン郊外にある恐竜パーク

ドレスデンの東(ホイエルスヴェルダの南)にあるSaurier Park(恐竜パーク)、4月1日から11月3日の間オープンしている野外公園です。

敷地内の森の中には有名なティラノサウルスやトリケラトプス、15mを超える最大の草食恐竜ブラキオサウルスなど200以上の実物大の恐竜たちが、まるでそこで生活しているようにさりげなく、木々の間に立っています。

この公園は1978年、ある彫刻家が彼の所有地で恐竜を作り始めたところからスタートします。本物そっくりの恐竜は数が増えるにつれて関心が集まるようになり、恐竜を見に来る人たちも増えていきました。

恐竜が増えて、スペースが狭くなった場所から移動し、1981年新しい公園ができました。1991年に彫刻家が引退、別の彫刻家が引き継ぐと、恐竜パークに古代人や宇宙人まで登場し、レジャー&アドベンチャーパークとして大きくなっていきました。

ドレスデン郊外にある恐竜パーク

現在は、登山エリアでロッククライミング、アスレチックのようなネットクライミング、火山エリア、バーベキューエリア、遊べる噴水など、1日中家族で遊べる公園になっています。

私が訪問当時(2003年)は、ただっ広いエリアのあちこちに、リアルな恐竜があちこちにいて、当時の入場料は4ユーロ(現在は大人15ユーロ)。

静けさの中を散歩して、あちこちで恐竜に出くわした、そんな印象しかないのですが、今は子供たちの声が響き渡る公園になっているんだろうな・・・と思います。

※2019年2月に恐竜コエロフィシス(高さ1.3m、長さ2.3m、重さ20kg)が行方不明になっているというニュースがありました。冬季休業中に盗まれちゃったようです。簡単に隠せる大きさではないと思うのですが・・・。

恐竜パーク(ドイツ語HP): https://www.saurierpark.de/

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Gorlitz(ゲルリッツ)ドイツ最東部の町

東ドイツのゲルリッツ

Gorlitz(ゲルリッツ)ドレスデンから110Km東、川を挟んだ向こう側がポーランドという、国境沿いにある町です。日本では2014年に公開された「グランド・ブダペスト・ホテル」は、ゲルリッツにあった使われていなかったデパートを改装して撮影されました。

1980年代、東ドイツ政府はこの町の、放置されボロボロになった古い建物を取り壊す計画を立てていました。東西統一後、匿名の寄付のおかげで修復され、現在に至っています。

第2次世界大戦で爆撃を受けなかった町は、ゴシック様式やルネッサンス様式、バロック様式の歴史的建造物が4000以上残されています。映画のロケ地として使われることが多く、「ゲリウッド」(ゲルリッツ+ハリウッド)と呼ばれることも。

小さな町なので、狭い石畳の道を適当にぶらぶら歩いてみました。

東ドイツのゲルリッツから見たポーランド

ナイセ川をはさんだ向こう側はポーランドのZgorzelecという町↑ 橋を渡って行き来することができます(パスポートが必要です)。

東ドイツのゲルリッツ

左側の白い鉄塔は、1423年に建てられた聖ペテロとパウロ教会。右側は見張り台↑

東ドイツのゲルリッツの人魚

壁についていた人魚の像↑。右側は太っちょボウスのおっさん人魚・・・なんだか、妖怪じみています。(人魚のイメージを思いっきりぶち壊してくれますね・・・)

東ドイツのゲルリッツの市庁舎

ウンターマルクトから見た市庁舎↑ 上部に4つの機械式時計と、北東の壁に2つの時計が上下に並んでついています。この上下の上の時計は24時間分割の数字円の中に月の満ち欠けを示した円があります。2つの時計の上には、金色のライオンが横たわっている窓があります。

建築の真珠」と呼ばれている、数百年前の面影をそのまま残す町ゲルリッツ。ドレスデンから鉄道を使っていくこともできますよ。

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ホイエルスヴェルダの町

年に一度の魔女祭

ドレスデンの魔女の店
魔女のお店。なんか・・・コワイ。

ドイツには「ヴァルプルギスの夜」という、4月30日にほうきに乗った魔女たちが集まって宴を開くという言い伝えがあります。地域によっては、魔女に仮装した人たちがパレードしたり踊ったり。

ホイエルスヴェルダでも、4月30日から5月1日にかけて、広場で夕方から大きなかがり火がたかれます。布で作られた魔女がたくさん燃やされていました。魔女が自分たちの町に寄って来ないように、という願いからだそうです。

日本では「魔女の宅急便」や「魔女っ子メグちゃん」などかわいらしいイメージがありますが、中世ヨーロッパでは魔女狩りや魔女裁判があり、妖術を使う恐ろしいイメージが今も残っているようです。

シュプレーヴァルト駅

ホイエルスヴェルダ近郊の旧駅舎カフェ

ホイエルスヴェルダの北側にあるシュプレーヴァルト駅は、1898年に開業した、古い狭軸鉄道の駅です。1970年に運航中止になり、旧駅舎は現在レストランとして使われています。

駅の前には歴史的な鉄道車両やトロリーバスが並んでいて、観賞することができます。

レストランの座席周りには線路が張り巡らされていて、お客が注文した飲み物や料理が電車に乗って運ばれてきます。(写真↑白いカップに入った飲み物と、左側にカップの下のプレートも一緒に運ばれてきました)

ボリュームたっぷりの家庭料理もいただくことができますよ!

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さいごに

一人旅で海外を放浪していた時に知り合った、9歳年上のドイツ人女性の家にホームステイさせてもらったんですが、彼女が日本に遊びに来てくれたり、なんだかんだ20年以上付き合いが続いています。

こういうのって一人旅の醍醐味ですね! 一緒にスーパーに買い物に行って夕飯の支度したり、彼女のお母さんの家を訪問したり、普段の海外旅行とは違った経験ができました。

ただ・・・とにかく遠かった! 飛行機乗り継いで、バスで1時間以上ゆられて・・・無事彼女と会えるのか不安がいっぱいでした。そんなこんなの旅も、今ではいい思い出です。

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