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クアラルンプールからマラッカへ日帰りで行く!観光おすすめスポットの見どころは?

マレーシアの歴史が始まった場所「マラッカ」は、マラッカ海峡に面した貿易都市。600年以上の歴史を持つマラッカは、クアラルンプールから日帰りで行くことができます。

現地ツアーに申し込み、マレー鉄道でセレンバンまで行き、そこから車でマラッカに向かいました。クアラルンプールから約2時間の距離です。

この記事では、マレーシアの古都マラッカの観光地、青雲亭・オランダ広場・セントポール教会・サンチャゴ砦・水上モスクをご紹介します。

トライショーも体験して、ニョニャ料理も満喫した現地ツアー、おすすめです!

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クアラルンプールからマレー鉄道に乗って

クアラルンプール駅のマレー鉄道

マレー鉄道は、タイのバンコクから南下してマレーシアを横断し、シンガポールにつながる、約2000Kmの国際鉄道です。

マラッカに行くにはアクセスが不便な路線(最寄駅からマラッカまで車で1時間ほどかかる)なので、わざわざマレー鉄道に乗らなくても…なんですが、イポーやペナンへ行く予定がなければ乗るチャンスがないんです。

というわけで、現地ツアーで、マレー鉄道で行くマラッカ観光を予約しました。ツアーを申し込めば、マレー鉄道のチケットも購入してもらえます。

KLセントラル駅のインフォメーション前でガイドさんと待ち合わせ。他に申し込みがなかったようで、個人ツアーになって、とってもラッキーでした。

挨拶を済ませたあと、駅のLevel 2にある、MRT乗り場に向かいました。列車は11:59発で、ランチはショッピングモールでサンドイッチとお惣菜を購入してきました。

ここから乗るMRTは、列車が到着するまで、ホームに入ることができません。案内があるまで、改札口前の待合所で待つんです。

アナウンスが入ると改札でチケットを係員に見せて、中に入ります。エスカレーターを降りた先にプラットホームがあります。

マレーシア・マレー鉄道のテーブルとチケット

ガイドさんからいただいた列車のチケット(2等・指定席)は、なんと裏紙! 乗車前に係員がハンコを押してくれます。なんだかとってもアナログ式(笑)。

けれど到着した電車は、マレー鉄道のディーゼル機関車のイメージを覆す、近代的な電車でレトロ感は全くなし。中もきれいで、まるで新幹線みたいです。

マレーシア・マレー鉄道からの眺め

約1時間ちょっとの電車の旅はとっても快適、田舎の風景にかわっていく窓の外を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができました。

セレンバン(Seremban)の駅に到着し、ここからは車(約1時間)でマラッカに向かいます。

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↑↑現地発着のツアーを予約しておくと、クアラルンプールから日帰りでマラッカ観光に行くことができます。

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マラッカのおすすめスポットは?

マレーシア最古の中国寺院・青雲亭

マラッカのチェン・フン・テン寺院(青雲亭)

チャイナタウンにあるマレーシア最古の伝統的な中国寺院チェン・フン・テン寺院(青雲亭)」は、1646年に中国から運ばれた資材で建てられています。

マラッカのチェン・フン・テン寺院(青雲亭)

屋根には陶器で作られた動物や兵士?が飾られています。門をくぐると本堂があり、中は黒壇と漆塗りで色合いは黒っぽいものの、豪華絢爛なお寺です。

マレーシア・マラッカの青雲亭の本堂の屋根下

ふと入り口の上を見上げると、左右に梁を支える神様?がいらっしゃいました。本堂は釘が1本も使われていないそうです。

本堂の中央には、ご本尊の観音菩薩さま。横には「航海・漁業の神様」も祀られています。右奥の下には、トラのお地蔵さまも祀られていました。

壁には三国志で有名な場面の壁画、ドラゴンやトラの彫刻など、どこを見ても芸術作品で覆われているって感じです。

マラッカのチェン・フン・テン寺院(青雲亭)

地元の参拝者が多く、お寺の中は線香の香りが漂っていました。

チェン・フン・テン寺院 (青雲亭)
見学無料 7:00~19:00(金・土曜日/旧暦の1日と15日は~21:00)

マラッカ・オランダ広場のトライショー

マラッカのオランダ広場

オランダ広場は、赤褐色のオランダ建築様式の建物が立ち並ぶ広場です。マラッカといえばここ!っていうくらい、マラッカのシンボルとなっている場所です。

中央に噴水があり、1650年建築のアジア最古のオランダ建築スタダイス(マラッカを支配していた時のオランダ総督邸、現在は歴史博物館)やキリスト教会(オランダ領100年目の記念に1753年に建てられた)、時計台などが立ち並んでいます。

広場にはたくさんの「トライショー」が並んでいました。ぬいぐるみが飾り付けられた、ド派手な自転車の人力車です。

サイドカーに2人乗り、運転手さんが自転車をこいで、スポットを回ってくれます。

マラッカのトライショ―

クレヨンしんちゃんやピカチュウ、キティちゃん、ドラえもん、トムとジェリー、ミニオンズ…半分は日本人観光客向け?って思うくらい、なじみのあるキャラクターがいっぱいです。

ガイドさんが交渉してくれて、乗りました。なんかね、すごく恥ずかしいんだけど、別のトライショーに乗ったガイドさんが動画を撮ってくれて、はしゃいじゃいました。

トライショーのドライバーさんは何も話さないけど、音楽をかけてくれました。米津玄師の「Lemon」、切ない歌詞とマラッカの風景がなぜかしっくりとくるんですよね。

たくさんのトライショーに乗った観光客とすれ違いました。みんな、楽しそう~。

トライショーのスピードはゆっくりで、歩いたほうが早いんじゃない?ってくらいだけど、でも、ここでしか味わえない、のんびり感がいいんですよね。

20分ほどトライショーを満喫して、セントポール教会へ向かいました。

マラッカ・セントポール教会のザビエル像

マラッカのセントポール教会のザビエル像

セントポール教会は1521年にポルトガルによって建てられた教会です。教会の前には、日本では名の知られた宣教師、フランシスコ・ザビエルの像が立っています。

日本からキリスト教の布教のため中国に行く途中で殉教したフランシスコ・ザビエルは、この教会に安置されたあと、インドに運ばれました。

ザビエルの遺体は腐ることもミイラ化することもなく、生きたままの姿であると聞いたローマ教皇は、「信じられんから右手を切断して送れ」と指示をしました。

死後1年以上たっていた遺体から右手を切断すると血が流れだし、長い船旅を経てローマに届けられた右手は、生きてる時と同じ(新鮮な?)状態だったそうです。

現在、ザビエルの遺体は、ザビエルがアジアの宣教活動の拠点となったインドのゴアに安置されています。右手はローマのジェズ教会に置かれています。

この教会のザビエル像は、落雷にあって?右手が落ちてしまい、修復しても落ちてしまうんだそうです。ザビエルの遺体と右手が離れ離れになってるから?なのかもしれません。

なんだか、ちょっとホラーな像ですね。

▼関連記事▼
イタリア・ローマの、ザビエルの右手があるジェズ教会の記事はこちら↓
ローマのトレビの泉でコイン投げ ベネチア広場を散策しアルジェンティーナ広場で猫を見る
マラッカのセントポール教会

セントポール教会の屋根はなく、壁だけになっています。

ポルトガルのカソリック派の教会だったセントポール教会は、その後マラッカを支配したオランダやイギリスがプロテスタント派だったために、修復もされず見捨てられちゃったんですね。

教会の中には2mほどの大きな石板が置かれています。これはプロテスタント派の墓石なんだそうです。教会を修復しなかったプロテスタント派の墓石がなぜ置かれているんでしょう???

マレーシア・マラッカのセントポール教会

マレーシアが独立した時、イスラム教徒であるマラッカ知事の公邸から見えるキリスト教の墓地を撤去することになり、行先がなくなった墓石を運び込んだものなんだそうです。

同じキリスト教でも、例えば生涯独身のカソリック派の神父さんと、結婚OKのプロテスタント派の牧師さん、全く違う宗教と思えるほどの大きな違いがあります。

そんな中で、カソリック派の墓石が置いてある、プロテスタント派の教会。きっと私たちが思う以上にすごいことなのかもしれませんね。

マラッカのサンチャゴ砦

マラッカのサンチャゴ砦

セントポール教会の下には、1511年にポルトガルによって建造された、海からの攻撃を防ぐためのファモサ要塞( A Famosa)、別名サンチャゴ砦があります。

セントポールの丘を囲むように高さ5mの城壁が築かれ、出入りするために作られた4つの門のうちの1つです。周りには大砲(レプリカ)も置かれていました。

この砦の外側は海だったそうで、砦からマラッカ海峡までの約700mは、現在は埋め立てられています。500年以上も前に作られた砦の前方には、大きなショッピングモールが立っています。

石造りの堅牢な要塞は、マラッカを欲しがるヨーロッパ諸国が激しい争奪戦を繰り広げた歴史を現在に伝えています。

ミッキーマウスが、砦の前で記念撮影をしていました。何かの宣伝?なのかわかりませんが、顔がちょっと違うような…? まさかの偽物!?

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マラッカ島の水上モスク

マラッカの水上モスク

マラッカ島の南側にある、海に浮かぶ水上モスク。マラッカ海峡の向こう側はインドネシアのスマトラ島です。マレーシアで夕日がきれいに見える場所として知られています。

お祈りの時間と重なって、モスクの中に入ることはできませんでしたが、モスクの外回りを歩くことができると言われて、行ってみることにしました。

女性はチャドルをレンタル(無料です)し、髪の毛を隠すスカーフをかぶります。いろんなカラーのチャドルがあって、好きな色が選べました。

マレーシア・マラッカの水上モスク

土足厳禁なので、靴を脱いで、モスクの周りをぐるっと歩きます。海に張り出したテラスからは、船が行き来するマラッカ海峡を一望できます。

タンカーやコンテナ船などの大型船が行きかうマラッカ海峡。かつては海賊船が出没し、日本船籍の乗員が誘拐される事件もありましたが、海と空からのパトロール強化で減少しつつあります。

マレーシア・マラッカ海峡

残念ながら天気が悪くて、夕日を見ることができませんでした。天気がいい日には、たくさんの人たちがカメラを片手に集まってくるそうですよ。

昼間と違った幻想的な風景が見られるので、水上モスクへは夕方に行くのがおすすめです。

水上モスク(Masjid Selat Melaka)
住所:Jalan Pulau Melaka, Taman Pulau Melaka, 75000, Melacca 
オランダ広場からタクシーで約10分
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マラッカの歴史について

マレーシア・マラッカの木

マラッカは1400年のインドネシア・スマトラ島の王子によって建国されたマラッカ王国は、東西貿易の交易点として、ヨーロッパ諸国が争奪戦を繰り広げた町です。

マラッカは木の名前です。王子がこの土地の名前を尋ねた時、木の名前を尋ねられたと勘違いした先住民が「マラッカ」と答えて、ここがマラッカになったんだそうです。

マラッカの木の実は渋くて固くて、食べれるけど食べる人は少ないそうです。ちょうどたくさんの実が木になっていて、下にもたくさん落ちていました。

マレーシア・マラッカのネズミ鹿

もともとこの地に生息していた「ネズミ鹿」はマラッカのマスコット。マラッカのスタダイス広場にちょこんと姿を現しています。

ポルトガル、オランダ、イギリスに統治され、マレーと中国、ヨーロッパの文化が融合した独自の文化が発展した古都には、様々な建築様式が残っています。

太平洋戦争後にマレー半島全体で独立運動がおこり、1957年にマレー連邦として独立…マレーシアは独立して60年ちょっと、の新しい国なんですね。

プラナカン(中国系移民の子孫)のマレーと中国が融合した文化は、ババ・ニョニャ文化とも呼ばれ、貿易ビジネスで繁栄した、豪華絢爛な屋敷も残っています。

ガラスビーズの刺繍で花や鳥を精密に表現した履物やカバン、パステルカラーに鳳凰とボタンが描かれた陶食器も、とっても華やかで有名です。

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マラッカのニョニャ料理とチャンドル

ツアーの最後はニョニャ料理の夕食です。ココナッツミルクの入ったチキンカレーや、厚揚げの上にそぼろのようなお肉がのったもの、野菜炒め、チャーハンをいただきました。

さいごに「チャンドル」、黒砂糖とココナッツミルクのかき氷が出ました。緑豆とタピオカ粉から作られる、緑色の細長いゼリーのようなものが入っているのが特徴です。

味はないんだけどプルプルとした食感がいいんです。とっても甘くて、優しい味で、おいしくて、もっと食べたくなります。マラッカのチャンドルは病みつきになりますよ!

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さいごに

マレーシアの古都マラッカの観光地やトライショーについてお伝えしました。

見どころがコンパクトにまとまっているマラッカは、クアラルンプールから日帰りで行ける歴史遺産の街です。

クアラルンプールから片道2時間弱の旅です。ぜひ参考にしてくださいね。