ウズベキスタンの料理ってどうなの? おいしいの? そう聞かれたら、「おいしいから食べてみて!」って答えます。
雨が降らないウズベキスタンですが、野菜もフルーツも水分をしっかり含んでいます。きっと食事の時間が待ち遠しくなるくらい、堪能できるはずです。
どんな料理があるのか、ご紹介します。
ウズベキスタンのお茶とナン
ウズベキスタンの料理は、辛いとか、香辛料がきついとかはなく、優しい味です。
お茶(ほうじ茶や緑茶)が出てくるのも日本人にとっては嬉しいところです。食事には必ずポットでお茶(熱め)がでてきます。
麦茶を持って歩いていたら、「それはお茶か?飲ませてくれ」と身振り手振りで言われました。少し飲んだものだったので申し訳なかったんですが、あげたら喜んですぐに蓋を開け・・・飲んだら変な顔をしていました。
麦茶は・・・お口に合わなかったんでしょう。でも、嬉しそうに「もらったんだぜ」って感じで、周りに自慢していました。
ナンはどこへ行っても必ず出てくる、固めのパンです。直径20㎝くらいの丸くて平たく、中央が少し凹んで飾り模様がついていたりゴマがついていたり、地域によって違うそうです。
このナン、1年前のものでも水につけて再度焼けば美味しく食べられるそうで。それだけ空気が乾燥している、ということなんでしょうが、売ってるパンがいつ作られたものなのか、判断できないですよね。
食事の最後にはスイカやメロン、ブドウなど、季節のフルーツが出てきます。どれも太陽の光をいっぱいに浴びて、甘くてみずみずしいです。
メロンの間に、あげた麦茶のペットボトルが置いてあります(写真↑)。この後メロンをごちそうになりました。とっても甘くてみずみずしくて、めちゃうまでした!
シャシリク(肉の串刺し)
(左:牛肉と羊肉 右:鶏肉)
イスラムの国なので、豚は食べません。羊や鶏肉、牛肉を串にさして焼いたものがシャシリクです。肉をミンチにしたツクネもあります。
羊肉は特有の臭みがあるものですが、それを全く感じさせなく、おいしくいただけます。
付け合わせはお酢をかけたタマネギのスライス。玉ねぎの辛みが全くなくて、なぜか肉ととても合います。脂っこさを感じさせないので、何本でも食べれちゃいますよ。
ウズベキスタンの名物料理プロフ
プロフはウズベキスタンを代表する名物料理、羊肉とニンジンの炊き込みピラフです。大きな釜や鍋で野菜と肉を炒めて味付けした後、米を入れて炊き上げます。
〇人前と注文すると、大皿でドン!とやってきます。大量の油で炒めるので、時間がたてばたつほど、油が全体に回る感じです。
出来たてが食べやすいですが、たくさん食べると胃にもたれるので注意してくださいね。
あまりのおいしさに感動して、プロフの缶詰をお土産に購入しちゃいました。帰国後食べてみたら…なんか違うんですよね。やっぱり、現地で食べるのが一番おいしいです。
野菜がおいしい!ウズベクサラダ
トマト、キュウリ、玉ねぎを切って塩で味付けしたもの(アユチクチュチュク)が主流ですが、ポテトサラダ(ジャガイモやニンジン、ゆで卵などをさいの目に切ってマヨネーズであえたもの。ロシアから伝わったそうです)や生のトマトがそのまま出てくる時もありました。
野菜がおいしいウズベキスタンならでは、というサラダ。海外で生野菜は・・・と思うかもしれませんが、どちらかといえば油を多く使うウズベク料理、サラダは胃もたれしにくくして、口の中をすっきりさせてくれます。
ラグメンとマンティ
ラグメンはウズベキスタン風うどんです。太めでコシのある麺で、トマト味のスープに、羊肉や野菜、香菜がのっています。
マンティはウズベキスタン風小籠包、中は牛肉や羊肉のミンチと玉ねぎなどの野菜で、ヨーグルトソースが付いてきました。
ヨーグルトソース・・・つけて食べてはみたけれど、これはなくてもいいんじゃないかな?と思い、周りのテーブルを盗み見すると、みんなどっちゃりつけてました。
これはたぶん、「慣れ」の問題なんでしょうね。
ローカルレストランでは、煮込料理(ポトフやスープ)や炒め物が多いです。肉じゃが風の煮物もよく見られます。どれも羊肉(たまに牛肉や鶏肉もある)と、ニンジンやキャベツなど季節の野菜たっぷり入れて煮込みます。
おまけ:Restaurant Samarkand
「Restaurant Samarkand(レストランサマルカンド)」は、サマルカンドにある、1階はローカルレストラン、2階はロシア風インテリアのお店です。
観光客だけではなく、地元でも有名なレストランのようで、大通りから1本中に入るのですが、車でごった返していました。
建物の内装は高級感があり、1階では伝統音楽のショーが行われることもあるようです。
私が食べたのは、ロシア料理とも言われる、羊肉を使った水餃子。これがもう、ほっぺたが落ちるってまさにこれ!っていうくらい、美味しいんです。
水餃子がこんなにおいしいなんて!って感動しちゃうくらい。
ラム肉のミンチと肉汁が、口の中でふわっと溶けるような感覚。トリップアドバイザーでも上位のこのレストラン。リーズナブルな価格設定なので、サマルカンドでお越しの際は是非ご賞味ください。オススメです。
さいごに
ウズベキスタンの食事は、日本人の口に合う、優しい味です。
海外旅行では、生野菜が食べられない(不衛生な水で洗って、水気が残っていたりすると、下痢をおこすことがあります)ことが多いですが、ウズベキスタンでは問題なく食べることができました。
食べすぎないことに気をつけて、おいしいウズベキスタン料理を味わってくださいね。
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