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ベルリンのペルガモン博物館の見どころは?遺跡を丸ごと展示したイシュタル門は必見!

ベルリンのペルガモン博物館

ベルリンのシュプレー川中州にある博物館島の中で、一番人気のあるペルガモン博物館。ここは規模が圧倒的に大きくて、たくさんある博物館の中でも、ここだけは観なきゃ損!ってくらい。

ギリシャ神殿のような外観で、古代ギリシャ・ローマ博物館、中近東博物館、イスラム博物館で構成されています。

大人気な博物館なので、午後には行列ができるほど。できれば朝イチに行くことをおすすめします。

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ペルガモン博物館のチケットは?

ベルリンのペルガモン博物館

博物館の名前の由来となった、メインのペルガモン(現在トルコのベルガマ)の大祭殿は、2014年から改修工事のため見学できません。(2019年までの予定)

現在はメインエントランスではなく、裏口のような場所から入ります。「ほんとにここでいいのかな?」と不安になりますが、開館10分前には長蛇の列になっています。

チケットは建物内で購入のため、10時開館の20分前から並んでいました。入場料は12ユーロ。(人数制限がかかることもあるので、事前にチケットを購入していない場合は朝イチで並ぶ方がいいですよ。)

入場扉からまっすぐ進むと、チケット購入デスクがあります。

扉を通って左手にクロークとコインロッカーがあり、大きな荷物はロッカーに入れます。コイン(1ユーロ)を入れるところは扉の内側、あとでコインは戻ります。チケットチェックを受けたら階段で2階へ上がります。

今すぐKlookで予約!

↑↑「Klook」では、ペルガモン博物館の入場チケットを事前購入することができます。公式Webサイトからの予約購入は14日前までなんですが、Klookなら1日前の予約も可能です。

「ベルリン ペルガモン博物館」で検索してくださいね。

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ペルガモン博物館の見どころは?

イシュタル門

ベルリンのペルガモン博物館イシュタル門

中に入ってまず驚くのは、古代バビロニア(現在のイラク南部)のイシュタル門。メソポタミア地方の古代都市バビロンの門がモザイクで復元されています。

青いレンガに、想像上の動物が浮き上がるように装飾されていて、その大きさに圧倒されます。

砂漠の中でバラバラになっていた破片を掘り出してベルリンに輸送し、1つ1つ組み立てて再建されました。高さが14.7m。再現した人たちの努力に脱帽です。

ベルリンのペルガモン博物館

(イシュタール門から続く、行列通り)
カメラに収まり切れない大きさ。それを丸ごと納めてる館内。このスケールのでかさが人気なんでしょうね。

紀元前560年頃にこんな大きなものを建設できる技術って、本当にすごいです。

エジプトのピラミッドとか、パルテノン神殿とか、人間の能力だけで作り上げた古代文明に、現代の私たちは、ただただ感心するばかりです。

ミレトスの市場門

ベルリンのペルガモン博物館ミミレトス市場門

イシュタール門の奥は、古代都市ミレトス(現在トルコのアナトリア半島)にあった市場門。高さ17m、幅29m、紀元前120年頃のものです。

ベルリンのペルガモン博物館ミレトスのモザイク画

床には巨大なモザイク画があり、市場門の正面にあるバルコニーから全体が見えるようになっています。

古代西アジアの出土品

紀元前10~8世紀にあった古代都市からの出土品。ライオン像は城門に置かれていた、本物だそうです。

アッシリア(メソポタミア北部、現在のイラク)の門番↑とレリーフ↓。

鷲頭の人間や、鷲の翼、ライオンの胴体に人間の頭・・・こういう姿は古代エジプトでは「神様」だったと記憶していますが、ここでは人間に仕えるもの、なんですね。

イスラム芸術の展示室

オスマン帝国の壁様式やじゅうたん、イスラムのタイル壁などを見ることができます。

13世紀のコンヤ(トルコ)のモスク礼拝堂最奥にあったミフラーブ(メッカの方向を示す窪み)なども展示されています。

ムシャッタ宮殿

ベルリンのペルガモン博物館ムシャッタ宮殿

ウマイヤ朝時代のムシャッタ宮殿(現在のヨルダンの首都アンマン)の外壁。ウマイヤ朝が滅亡した時に、未完成なまま放棄されました。

砂漠の豪華なイスラム宮殿の入り口部分が展示されています。1903年にドイツが発掘し、8年かけて組み立てて修復したそうです。

休館中でなかったら、あまりの広大な展示物に、目が回ってしまうでしょう。どれも見ごたえたっぷりで、南館だけでお腹いっぱい状態です。(北館の改修工事が終わったら、南館の改修に入るので、両方見れるのは5年以上先になるようです。)

でもね。ここにあるものは、略奪の歴史でもあるんですよね。寄贈されたものも、もちろんありますし、遺産の保護という意味では、役割を果たしているでしょうが・・・。

博物館島には5つの博物館があり、1990年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。古代エジプトや古代ギリシャのコレクションが多い博物館、その中のいくつかが、所有権をめぐって争われています。

イシュタール門はイラクにレプリカがあるけれど、フセイン大統領は「サダムによって建設」とレンガに刻ませ、自分の宮殿をその上に建造させたそうです。

遺跡が名誉の象徴とされちゃうとか、守るべき遺跡の未発掘な場所に石油のパイプライン埋めちゃった、なんてニュースを聞いたら、守ることのできる国が保護するってのも理解できるんだけどね。

たくさんの人がこれからも見ることができるように、一部の愚かな考えで遺産が傷つけられたり、失われてしまわないように、国という単位ではなく、地球という単位で守ってほしいと思います。

ベルリンのペルガモン博物館
Pergamonmuseum
住所:Bodestraße 10178 Berlin
https://www.smb.museum/en/museums-institutions/pergamonmuseum/home.html
開館時間:10:00~18:00 (木曜日のみ20:00)
入館料:12ユーロ(博物館島1日共通券:18ユーロ)14才まで無料
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さいごに

きちんと保存されている丸ごとの遺跡を、いっぺんに見て回れるのはここだけではないでしょうか? あまりの大きさに息をのむくらい、時を超えてたたずむ遺跡たち。

古代人の緻密な建造物をぜひ!見に行ってくださいね。感動すること間違いなしですよ!

★情報は2018年5月現在のものです。

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