【ベルリン観光】ブランデンブルグ門と戦争の歴史を伝える観光地

ベルリン市内を電車やバスを使って、第2次世界大戦や東西ドイツ時代の歴史を物語る場所をめぐってみました。

悲惨な時代を物語る場所だけれども、観光地としてにぎわっています。

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チェックポイント・チャーリー

Uバーン(U2,U6)のシュタットミッテ駅(Stadtmitte)からフリードリヒ通りを南へ行くと、「チェックポイント・チャーリー」があります。

市内に14か所あった検問所の1つで、大きな写真が掲げられています。東側からみるとアメリカの、西側から見るとソ連の国境警備兵が見えます。

この人がチャーリーさん、ではなくて、チャーリーは「検問所C」のコードネームみたいなもの。Aはアルファ、Bはブラブォー、Cはチャーリーと、区別されていたようです。

その下にある検問所では、兵士の紛争した人が立っていますが・・・一緒に写真を撮るのは有料です。かつては戦車でにらみ合った場所が、観光地としてにぎわっているのを、冷戦時代を経験した人たちはどう見ているのでしょうか。

東ドイツで少女時代を過ごした女性が、こんな風に言っていました。
「パンを買うために寒い中4時間並んだりしたんだよ。それに比べたら今は幸せ」

そんな風に話す彼女の息子2人は、フランクフルトとミュンヘンで仕事をしています。壁がなくなり1つの国になった今でも、経済格差は残っていて、若い人たちは仕事を求めて西側へ行ってしまう状態が続いています。

Checkpoint Charlie
Friedrichstr. 43-45, 10969 Berlin

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トポグラフィー・オブ・テラー

チェックポイント・チャーリーから西へ行くと「トポグラフィー・オブ・テラー」があり、ベルリンの壁が残っています。

壁の構造を見ることができ、一夜で作られたと言われているけれど、ずいぶん頑丈に作られているんだなとわかります。ここはゲシュタポ本部があった跡地。ユダヤ人虐殺に関する資料館もあり、なんだか悲しい気分になります。

今でも世界のどこかで、民族間や宗教間で紛争が続いている…過去の反省は生かされていないのか、自分の身に起こらなければ、他人ごとで過ぎてしまうのか…。振り回されるのは、一般市民なんですよね。

Topograpie des Terrors
Niederkirchnerstrasse 8, 10963 Berlin
http://www.topographie.de/en
開館時間:10:00~20:00 無料

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ポツダム広場

そこから北西に行くと、ポツダム広場(Potsdamer Platz)があります。ここにも壁の一部が残っていますが…なにやら丸いものが一面にへばりついてる???

近付いてみると・・・ガムじゃん!?なにこれ?ってくらいのガムが、隙間もないくらいに付けられているのです。なんでこんなことするんでしょう?写真を撮る気も失せて、立ち去りました。

歴史を知ってるはずの人たちが、その時代に生きていなかったから理解できないと言わんばかりに、教訓として後世に残さなければならないものを、汚していくのは悲しいことですね。

ポツダム広場は近代的な高層ビルが立ち並び、ショッピングモールやレストランがある、にぎやかな繁華街・・・だと思うのですが、たまたま祝日だったので、ほとんどがお休み。閑散としていました。

ドイツは日曜日、祝日はお休みになるところが多いんですよね~。

ポツダム広場には、ヨーロッパで最初の信号機があります。

Potsdamer Platz
Tiegarten, 10785 Berlin

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ホロコースト記念碑

ポツダム広場から北に500mほど行くと、ブランデンブルグ門があるのですが、その途中にあるホロコースト慰霊碑も、必見の場所です。

ナチス・ドイツがユダヤ人、障害者、同性愛者、エホバの証人などに対して行った大量虐殺で、ヨーロッパで殺されたユダヤ人のための慰霊碑が2711基並んでいます。アメリカの建築家によって設計され、強制収容所解放60周年の、2005年に完成しました。

石碑には名前が書かれているわけでもなく、高さも低いものから4mを超えるものまでさまざま。地面も波打ってたりして、自分よりも背の高い、グレーの石碑に囲まれると、わけもなく不安になります。

ナチスは「世界支配の権利を持ってるのはドイツ民族であるが、ユダヤ人はドイツ人の破滅を狙っている」と、国外追放から断種へと、どんどんエスカレートさせていきました。殺害されたユダヤ人の数は正確にはわからず、500万人とも600万人とも言われています。

国を追われたユダヤ人が、イスラエル建国へと動き、イスラエル・パレスチナ紛争へとつながっていきます。終わったようで終わっていない、そんな気がするのは私だけでしょうか?

以前、日本が侵略したシンガポールで、年配の人に言われた言葉を思い出しました。
「許します。でも、忘れません。」

過去と向き合うこと。間違えを二度と起こさないこと。それを伝えるために、未来に残さなくてはいけないもの、です。

子供たちはかくれんぼに夢中で、無邪気に走り回っていました。こんな幸せな風景がずっと続きますように。

Foundation Memorial to the Murdered Jews of Europe
Cora-Berliner-Straße 1, 10117 Berlin
https://www.stiftung-denkmal.de/en/home.html
インフォメーションセンター
開館時間:4月~9月:火曜 ~ 日曜10:00~20:00 (入館は19:15)
10月~3月:火曜 ~ 日曜10:00~19:00 (入館は18:15)
入館料:無料
地上の記念碑は、いつでも見ることができます。

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ブランデンブルグ門

1791年に完成した、古代ギリシャ風の門に、4頭立て馬車と勝利の女神ヴィクトリアが乗ったブランデンブルグ門(平和門)です。

完成直後にナポレオンに征服され、像はフランスへ持ち去られてしまいます。その後プロイセン軍がパリを占拠、像は門の上に戻されました。

第2次世界大戦後は、東ベルリン側となり、門の前にベルリンの壁が通ったので、行き止まりの門となりました。東西統一後は統合のシンボルとして、ユーロ硬貨の裏面の柄になっています。

写真を撮るたくさんの観光客、正装した御者が2頭立ての馬車を操り、自転車タクシーが観光客を乗せて走っていきます。

何回か前を通りましたが、どの時間も人でいっぱいの場所です。ここに人が集まる、ということは、平和であるってことなんでしょうね。

Brandenburger Tor
Pariser Platz, 10117 Berlin
http://www.brandenburg-gate.de/eng/

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さいごに

ベルリン市内には、ほかにもまだまだ戦争や東西ドイツ時代を伝える場所や博物館が、数多く残っています。悲しい歴史ですね。

今の自由で争いのない時代が、ずっと続くことを祈りたくなるベルリンです。

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