【アンマン観光】マダバ・ネボ山とアンマン城塞の巨大なヘラクレス

ヨルダンの首都アンマンは、ヨルダンの北西にあり、20近い丘の上の地域に位置しています。

ヨルダンの全人口の約80%が住み、イスラエルを追われたパレスチナ人、レバノンやシリア内戦の避難民なども多く住んでいます。

ぎっしりと立ち並ぶ四角い家々の中に、ひときわ大きな国旗がたなびいています。ポールの高さが126.8m、旗の大きさは30×60m。残念ながらギネスには認定されていませんが、世界で最も高い場所にある大きな旗、だそうです。

あのポールの下に住むのって勇気いりそうですね。(世界一大きなポールは北朝鮮に、世界一大きな旗はブラジルにあるそうです。)

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アンマン城塞とローマ劇場

市街中心部にあるアンマン城塞。標高850mの高い丘の上にあり、青銅器時代から、アッシリア、バビロニア、ペルシャ、ギリシャ、ローマ、ウマイヤーなど様々な時代に何度も再建された遺構が見つかっています。

ヘラクレスの神殿は、162年から166年に建設された、ギリシャ様式の神殿です。大きな2本の柱と、ヘラクレスの手と呼ばれる、大きな手(3本の指とひじの断片)が残っています。

この手から、ヘラクレスの像は13mの大理石の像だったと推測されています。

像は地震などで崩壊し、丘から転落して埋もれてしまったのでは?と言われています。謎の巨大なヘラクレス像。いつか、その1部でも発見されたら・・・と思うと、わくわくしますね。

ウマイヤー宮殿は720年ごろ、王宮と住宅として建設されましたが、749年の地震で破壊され、現在は部分的に復元された状態です。

宮殿の入り口は、ドーム型のホールになっていて、北側には幅10mの通りがあり、いくつものアーチと柱が並び、住宅や政務室が並んでいます。

東側には巨大な円形の水槽(直径16m、深さ5m)があり、雨水を貯め、宮殿や住居に水を供給していたようです

南側にはピザンチン教会がありますが、地震によって崩壊したままの状態になっています。

敷地内にはヨルダン考古学博物館もあり、発掘されたガラス、陶器、宝飾品、硬貨などが年代順に収められています。

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ローマ劇場

ヘラクレスの神殿と同じ頃に作られた、ローマ劇場は、アンマン城塞から近くの坂の下にあります。北側を客席にして6000人は収容でき、現在もコンサートなどに使われています。

階段の一番上中央には、アテナ女神像がありました。(現在はヨルダン博物館に展示されています。)劇場は1957年に完全修復が行われました。

ステージ上で拍手をすると、ものすごく大きな音で反響します。3回ほど手をたたくと、警備員が飛んできて、注意されました。

「大きな音がするから、何事かと思うでしょ!」むやみに拍手をしてはいけません・・・。

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マダバ

マダバはアンマンから南西30Km、車で1時間ほど走ったところにある町です。町の真ん中にある聖ジョージア教会には、有名なモザイクがあります。

ピザンチン教会の中心だったマダバは、614年のペルシャ侵攻と、747年の大地震で壊滅的な被害を受け、そのまま放置されていました。

1884年に、キリスト教徒の移住者が家の土台を掘っていたときに、瓦礫の下にモザイクを発見しました。マダバ地図は6世紀の古代エジプトとパレスチナの地図のモザイクで、200万個の石のかけらで作られています。

モザイクではヨルダン川が左から右に流れ、魚が泳いでいますが、死海の手前で逆戻りしています。(昔から死海には生物が住めなかった、ということですね。)

死海の下にエレサレムの「聖なる都」があり、壁や門、主要な通りと建物が識別できます。

これは聖地へ向かう巡礼者のための地図だったのでしょうか?自分で歩いて確認した知識に基づいて、作られたものなんでしょうね。

1965年に復元と修復が行われ、今では教会の横にはモザイクの学校があります。モザイクはマダバ全域の教会や民家で発見されています。

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ネボ山

このエリアには、モーセが埋葬された場所として知られるネボ山(標高約400m)があります。モーセはエジプト出身のヘブライ人で、聖書では神から十戒を受けたとされています。

モーセは神からエジプトにいるイスラエル人を約束の地(神がイスラエルの民に与えると約束した地)へ導く使命を受け、民とともに40年間さまよいました。

モーセが約束の地を見つけた時、神はモーセがそこへ入ることを許さなかったため、モーセはネボ山の山頂から約束の地を見て120歳で亡くなったそうです。

ネボ山からはヨルダン川、死海、エリコ(地球上で最も古い町)、ベツレヘム(キリスト生誕の地)、天気が良ければエルサレムまで見ることができます。

モーセの埋葬地は不明ですが、4世紀に「モーセの終焉の地」として小さなピザンチン教会が建てられました。

6世紀には大聖堂に拡張され、モザイクが床を覆っています。モザイクはワイン製造のプロセスと、動物が描かれています。

外には、モーセが作った青銅の蛇と、イエスの磔になった十字架を組み合わせたサーペンタイン・クロスがあります。

聖書の物語が息づく場所として、今も大切にされている聖地です。

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さいごに

ヨルダンの首都アンマンは中東の中でも比較的治安はいいと言われていますが、シリアの難民が押し寄せて人口が急激に増えている現状です。

ペトラや死海が有名ですが、アンマン市内も回ってみるといろんな発見がありますよ。「シュワルマ」めちゃめちゃおいしいので、食べてみてくださいね。

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