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ウズベキスタン旅行のお金は?言葉は通じる?観光中に注意することは?

ウズベキスタン共和国ー1991年ソ連崩壊時に独立した、中央アジアに位置する新しい国です。最近日本でも知名度が上がってきて、定期的に直行便が運航するようになりました。

年間を通じて降水量が少なく、雲ひとつない青い空が広がるウズベキスタン。どんな国なのか、ご紹介します。

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ウズベキスタンのお金スム

ウズベキスタンの通貨スム

ウズベキスタンの通貨スムへの両替は、米ドルからの両替になります。50ドル交換しようとしたら、「止めた方がいい」と言われ、20ドル交換しました。

・・・それでも、大量の札束で、財布どころか、カバンに入れてもかさばること!

1ドル4,100スムくらいなので、20ドルで82,000スム。一番大きいお札が1000スムなので、1000スムで82枚・・・

細かい米ドルで、必要な時に少しずつ両替するのが便利です。ほとんど紙幣でのやり取りになります。(硬貨はあるけど、同額の紙幣もあるので、まったく見ませんでした。)

ちなみに、公共のトイレは200~500スム、観光地で写真を撮る場合は5000スム(入場料とは別)必要になります。

大量の札束をまとめて持っていると、スリに狙われやすくなります。できるだけ小分けして持つようにしてくださいね。

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ウズベキスタンはムスリムの国

ウズベキスタンでお祈りする女性

ウズベキスタンの宗教は、紀元前は「ゾロアスター教」だったそうです。ゾロアスター教とは、古代ペルシャを起源とし、世の中のことを善と悪の2つに分類することで解釈する宗教です。

その後、中国から仏教が伝わり、8世紀頃にはイスラム教が持ち込まれ、どんどん広まっていきました。けれども、19世紀にロシア帝国に征服されると、キリスト教への改宗を要求され、多くのムスリムが国外追放されました。

ウズベキスタン独立後は、イスラム教国家であるものの、人口の93%がムスリムです。

イスラムとムスリム、この違いをご存知ですか?
ウズベク人に聞いたところ、こんな返事が返ってきました。

「イスラムはイスラム教そのもので、イスラム教が国のルール(法律)になっている。
ムスリムはイスラム教徒ではあるけれど、国の法律はイスラム教とは別に作られている。

だから、ウズベキスタンのイスラム教の戒律は、他のイスラム教の国に比べたら厳しくない。1日のお祈り時間も決まってはいるけど、仕事を中断してまで絶対にしなきゃいけないわけじゃない。

公式には宗教の自由も認められてるしね。それに、アルコールも飲めるし、女性の服装も自由だよ。」

↑ウズベキスタンのお墓。生前の姿をお墓に刻んでいます。等身大の姿を映すお墓もあります。イスラム教は偶像崇拝禁止とされているのに、自分の姿は問題ないのでしょうか?

それにしても、夕方のお墓はぼ~っと姿が浮いて見えて、怖かったです。

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ソ連時代の名残?の風習に注意

タシケントの旧空港

ウズベキスタンへの入国は、他の国に比べるとちょっと面倒です。まず、飛行機の中で渡される入国書類、「税関申告書」を2枚、日本円の1円単位まで正確に記入しなくてはいけません。2枚のうち1枚返されますので、出国時まで大切に保管しておいてください。

空港に到着して、スーツケースをピックアップした後、出国までにセキュリティチェックがあります。空港自体が旧ソ連時代のものなので、かなり古い感じがします。

※2019年以降は、新しいタシュケント南国際空港です。

空港に入るときもチェックがあります。地下鉄に乗るときもチェックされます。とても厳重な雰囲気ですが、治安維持されているという安心感もあります。

ウズベキスタンではレギストラーツィア(滞在者登録)制度が依然残っていて、宿泊する町の役所で、滞在登録が必要になります。

ホテルに宿泊の場合は、ホテルのフロントで代行してもらえます。登録完了したら、カードサイズくらいの登録書がもらえます。出国まで大切に保管しておきましょう。

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ウズベキスタンで言葉は通じる?

ウズベキしたんで売られていたお土産

ウズベキスタンで話されている言語はウズベク語かロシア語。首都タシケントでは、英語が通じるところも増えてきているとはいえ、基本的には英語は通じません

ウズベキスタンに観光に来る人たちは、みんなロシア語が分かると思っているようで、こちらが理解できないと身振り手振り伝えても、理解してもらおうと一生懸命話してくれます。理解できないことが申し訳なく感じるくらい。

ウズベキスタンには、日本語を勉強している、日本語でガイドの仕事をしている人たちもたくさんいます。話せない、読めない、では移動するのも食事するのも難しいので、日本語ガイドを依頼するのが安心だと思います。

日本語が堪能なガイドさん、東京に留学していたこともあるそうで、日本人はテクノロジー技術など、学ぶべきことをたくさん持っている、信用できる人種だと言っていました。

ウズベク語と日本語は似てる、とのこと。語順が同じで、述語が文の終わりにくるのです。難しいのは「謙譲語」「尊敬語」、これは日本語特有の言葉なので、暗記するしかなかったそうです。

そして主語や助詞を省いた文章、「めし食った?」と聞かれて、これが「あなたはご飯を食べましたか?」と同じ意味だと理解できなかった、と笑っていました。

もしかしたら、日本人でも日本語検定合格できない人が多いかもしれない、なんて思ってしまいました。

ウズベキスタン政府が提供している家

(↑ウズベキスタン政府が提供している家)

ウズベキスタンはまだまだ若い国です。15-64歳が人口の65%を占め、国が若い夫婦のために家を提供しています。年金の受給は55歳からなんだそうです。

日本では年金受給がどんどん延期されているのに・・・信じられないびっくり話です。

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さいごに

少し前まで入国ビザが必要で、地下鉄の写真は絶対撮ってはいけない、と言われていたのに、ビザが不要になり、地下鉄の写真も解禁・・・と、ウズベキスタンは変わりつつあります。

東洋、西洋を結ぶシルクロードの真ん中にあり、オアシスとして栄えたウズベキスタン。中世時代の建造物が残り、エキゾティックな雰囲気を残す国を、ぜひ知ってほしいと思います。

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