せっかくベルリンに来たのだから、ベルリン名物のおいしいものが食べたいですよね!
ベルリンの名物料理と、ドイツ名物「シュパーゲル」をご紹介します。付け合わせの芋が主食?というくらい、ジャガイモは必ずついてくるので、覚悟していてくださいね。
ベルリン名物「カリーブルスト」
ベルリンで人気なのは「カリーヴルスト」、油で焼いたソーセージに、ケチャップとカレー粉をかけただけのシンプルなものですが、「カリーヴルスト博物館」まで作っちゃうくらい、支持率が高いファーストフードです。
お店によって、ソーセージやカレーの味が違うので、食べるたびに違う味が楽しめます。付け合わせはフライドポテトが主流で、マヨネーズがかかっていたりします。
「ポテトにマヨ?」と思ったけれど、これが意外とイケるんです。ところ変われば、意外な組み合わせもおいしく感じたりします。
レストランではソーセージ1本でも、ゆでたジャガイモやザワークラフト(キャベツを乳酸菌発行させたもの、ちょっと酸っぱいです)と盛り合わせたら、立派な1皿になります。
ベルリンのストリートフード「ドルネケバブ」
ベルリンで定番ストリートフードといえば、カリーブルストとドルネケバブ。
ドルネケバブは、串に味付けした肉を何枚も重ねてさしていき、回転させながらローストした肉を削ぎ落し、中が空洞のパンに野菜と一緒にはさみます。
肉に香辛料などの味付けがしっかりついているため、辛いのが苦手な人は「チリソースはかけないで」と伝えた方がいいでしょう。
お店によっては、パンにはさむのではなく、薄いパン(トルティーヤみたいな感じ)に巻くラップタイプもあります。(食べやすいので、こちらを選ぶビジネスマン風の方も多いです。)
値段も4ユーロほどでお手頃です。ケバブのお店を見たら、一度食べてみてくださいね。
ベルリンの名物料理「アイスバイン」
塩漬けした豚の骨付き、すね肉を、野菜や香辛料と一緒に数時間煮込んだ、ベルリンの名物料理アイスバイン。(写真上:アイスバイン、奥にあるのはシュパーゲルのスープ)
肉が簡単に取り分けられるくらいに煮込まれていて、口の中で溶けるような柔らかさ。ザワークラフトとジャガイモが付いてくることが多いようです。
とにかく量が多いんです。二人でシェアしても食べきれません。だんだん脂身のトロッと感が、胃につらくなってしまうのです。お隣のカップルも注文していましたが、残していました。
ぜひ、2人以上でシェアして、ベルリンの名物料理を堪能してくださいね。
ドイツの定番料理「ウィンナーシュニッツェル」
子牛の肉を薄くたたいてのばし、衣をつけて揚げ焼したウィンナーシュニッツェルは、ドイツの定番料理です。
これを食べる時は、レストラン選びが重要です。お店によって、「おいしい~!」と思う所と、「こんなんだっけ?」とイマイチ感な所と大きく分かれます。
おいしいお店は、肉が薄くて、大きくても全部食べられます。イマイチのお店は、肉が厚くて硬くて、本当に子牛の肉なのか疑いたくなります。美味しいお店を見極めて、食べてくださいね。
ドイツ名物「シュパーゲル」
ドイツへ行くなら5月~6月がお勧め! シュパーゲルのシーズンだから、です。
「食べられる象牙」と言われる白いアスパラガス。地面に潜らせたまま、太陽の光を浴びずに育ちます。それをゆでて、バター、卵黄、レモン果汁で作るオランデーズソースをかけるだけで、絶品料理になっちゃうんです。
日本で見るホワイトアスパラなんて、ひょろひょろしてて頼りないけど、ドイツで売られてるシュパーゲルはどっしり、太っちょ。
キロ単位で、朝摘みシュパーゲルだけ売ってる屋台は、昼過ぎには完売、閉店しちゃいます。
収穫までに3年かかるうえ、手作業で収穫しなくてはいけないので、普通の野菜より高価格。レストランでシュパーゲル5本にソース、付け合わせにジャガイモがついて1700円から2000円くらい。
それでも。ドイツ人の愛するシュパーゲル。中国から南アメリカまで、世界中で作られるシュパーゲルのほとんどが、ドイツに出荷されると言われるくらい、ドイツではなくてはならない春の味覚なんです。
17年前にミュンヘンで食べた時に、あまりのおいしさに感動して、アスパラガスの皮むき専用ナイフまで購入してしまったワタクシ。それ以来、ドイツには5月しか行きませぬ…。
(上は普通のナイフ、下がアスパラ用ナイフ。両方とも、ドイツのゾーリンゲンに本社がある、ツヴィリングブランド。ツヴィリングよりリーズナブルなナイフがヘンケルス。)
スペシャルな、この時期しか食べられないシュパーゲル、ぜひ一度ご賞味あれ!
さいごに
ちょっと高級そうなレストランに入ってみたり、スーパーのフードコートで好きなもの選んで食事したり、レストランの外に設置されたテーブルで、風に吹かれながら食べたり。
いろんなところでいろんなものを、自分で選んで食べるのって楽しいですよね。
おいしいもの、いっぱい食べてくださいね。
★情報は2018年5月現在のものです。
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